
プライベート・ストリッパー
2020/05/16/心交社
サラリーマンの彰洋には夜の姿がある。それは人気ストリッパーの「リンジー」。大ケガで入院していた親友・大河の家を守るためにお金が必要で、大河には秘密で始めた仕事だ。優しくて男前な彼に彰洋はもう20年も恋をしている。告白する気もないし、ずっと親友でいるはずだった。なのに退院した大河にステージで裸で踊る「リンジー」の姿を知られてしまい……!?
大好評を博した『月と野蛮人』のスピンオフ作品『エル』、電子限定ペーパーも収録!!
単行本の構成
表題作全4話
+同時収録作「エル」全5話
+カバー下おまけマンガ2P
+電子限定おまけマンガ2P
+同時収録作「エル」全5話
+カバー下おまけマンガ2P
+電子限定おまけマンガ2P
「エル」(
表題作は単なるエロいストリッパーものとは一線を画し、受が攻に長年片想いしている幼馴染モノの土台にストリッパー設定を融合させた心温まるストーリー+萌えキュンエロ。
蒸発した両親に代わって受のことを息子のように可愛がってくれた攻の伯父さん夫婦の窮状を救うために密かに夜間限定でストリッパーになったリーマン受。そのことを知った攻はショックを隠せず、ストリップを辞めさせようとするのだけど、受の気持ちを聞いて葛藤した攻は・・・。
紳士攻らしい折り合いのつけ方にほっこり。
セクシーで美しいダンスシーンは眼福。ただ、背徳感のあるエロスを期待するとちょっと肩透かしを食らうかも。オーナーをはじめとするストリップ劇場の仲間たちは皆良い人たちばかりでダンサー間の連帯感が強く、和気あいあい。
裏方を買って出た攻が見事に巻き込まれてショーに出演(ストリッパーではない役)するところも遊び心があって楽しかったです。
同時収録作は砂漠の国が舞台。カリスマオーラ漂うワイルドな褐色攻と西洋人の女王様受。時間軸は前作から3年後。前作CPのラブラブなやりとりもさりげなく描かれており、見どころがたっぷりあるスピンオフ。
現地にすっかりなじみ、砂漠の暮らしを謳歌している主従コンビ・ユリとエルヴェがそれぞれの伴侶であるアルド(族長)と腹心の部下・バディスを巻き込んで大活躍。今回はエルヴェが主人公なのでエルヴェの問題にユリが首を突っ込む形で前作とは逆パターンの主従愛が描かれています。
肝心のメインCPのラブストーリーも読み応え抜群。背中で語る武骨攻が本心を吐露するシーン、真摯な愛の言葉に胸キュン。気位の高いツンツン女王様なエルヴェがバディスの想いを知って照れたり、甲斐甲斐しくなる姿も拝めて顔がにやけました。こちらも楽しく読了。
描きおろしはカバー下と電子特典のみ。
🍎カバー下おまけマンガ2P
・「あのキスマークは」1P
大河のつけたキスマーク(体のあちこち)をメイクさんにファンデで消してもらうアキ。「こんなところにもキスマーク」といわれて汗ダクダクw
・プライベートダンス
プライベートダンスは受け付けていないアキだけど、オーナーが大河にお店のプライベートダンスを体験させてあげているらしく、アキと個室でいちゃつく大河。おさわり禁止なのにアキにベタベタ触りまくりw
🍉電子おまけ2P
大河がセクシーすぎるストリップダンサーになって色めき立つ女性客たちにベタベタ触られる悪夢を見るアキ。泣きながら目を覚ますアキ。ダンサーを辞めてほしいと言った大河の気持ちがようやく身に染みて分かるアキ。


