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2021年6月6日日曜日

『わがまま王子は猫を狩る』上下巻ネタバレ感想【左京亜也】


わがまま王子は猫を狩る
2021年6月1日/新書館

ヒョウになれる猫科人間のリオは、大学に通いながら、バイトで雑誌のモデルをしている。別にやる気もなく、なんとなく続けているモデル業。だが、そんなリオに、編集者・朝比奈が写真集を出さないかと声をかけてきた。リオは、詳しい話を聞く代わりにと、朝比奈をホテルに連れ込み、あるオネダリをするが――!? クロネコ彼氏シリーズ、スピンオフ! すっかりかわいくなく育ったリオのセカンドバイト・ラブ!

単行本の構成
表題作全10話
+上巻描き下ろし番外編(前日譚)6P
+下巻描き下ろし後日談7P
+電子限定描き下ろし漫画2P

クロネコ彼氏シリーズのスピンオフ。あの可愛かったリオが大学生に。

リオは希少な猫科人間の中でもさらにレアな大型猫科動物ヒョウの一族で、イギリス人と日本人のハーフ。はすみん(クロネコ彼氏の甘え方に出てくる人物)に誘われて雑誌モデルをしながら大学に通っているキラキライケメン。

ある日、雑誌の撮影で初恋の人・真悟と同じ特徴を持つ黒髪で緑の目をした雑誌編集者の朝比奈と出会うリオ。朝比奈に惹かれながらも、未だ初恋を引きずるリオは複雑な感情を持て余し・・・。

子供の頃からパパより叔父さん似だったリオ。成長してかがみんそっくりのイケメンに😊

性格はタイトルにもあるようにわがまま王子。 血筋・生い立ち・失恋等々が重なってこじらせ全開のめんどくさい性格になってしまったリオが、真悟以外の人を初めて好きになり、色々と戸惑い葛藤しながら人として成長していく姿が描かれています。

超絶美形だけど性格に難ありは賀神家共通ということなんでしょうw

かがみんも最初は傲慢ドS攻でしたね。そこから恋をして変わっていく流れ。 リオの父親のユージンはわがままで甘えん坊なお坊ちゃま。ツンツンしてるけど、優しくされると弱い。

リオはその二人の性格を足して二で割った印象で、ネコタチ両方の特性を持っているキャラ。 スパダリ感は薄いものの、時折ゾクッとするようなセクシーな表情を見せる魔性系。

上から目線のワガママ王子かと思ったら、自分が不利になると急に甘えん坊になってウルウルお目目で泣き落としを仕掛けてみたり。そこはユージンそっくりw

とはいえ、ちゃんとリオとしてキャラ立ちしているので二番煎じという印象を与えません。まだまだ発展途上のお子ちゃまなので攻キャラとしては好みが分かれそうですが、朝比奈との出会いによって一人の男として成長していく姿にほっこりしました。朝比奈の素朴な可愛さも好印象。

雑誌で各話レビュー済み:
第1話・2話あらすじ
第3話~5話あらすじ
第6話・7話あらすじ
第8話・9話あらすじ
第10話(最終話)あらすじ


🍀描き下ろし

・上巻描き下ろし番外編「STAGE0」6P
前日譚。第1話の出会いのシーンの補足エピソード。


・下巻描き下ろし後日談「わがまま王子の猫vsあのぬいぐるみ」7P
後日談+パラレルワールド。ラブラブな二人。はすみんにまで嫉妬する束縛彼氏のリオだけど、どうやら朝比奈の方が一枚上手みたい。年下の甘えん坊彼氏の宥め方を熟知している朝比奈とのやりとりが微笑ましい。ラブシーン2P💓

後半はパラレルワールド。朝比奈のマンションはいわくつきの物件らしく、リオが持ち込んだ私物のクロネコのぬいぐるみが意思を思って動き出す。二人のエッチをこっそり盗み見したり、ベッドに入り込んできたり(デバガメなのにやたら可愛い存在w)、そのことに気づいてるのは朝比奈だけw


・電子限定描き下ろし漫画2P
「ビズプラス10月号」の表紙を飾ったリオ。会いたかったから直接雑誌を届けにきたと告げる朝比奈にキュンキュン好き好き全開のリオ😊



わがまま王子は猫を狩る(上)【電子限定おまけ付き】


わがまま王子は猫を狩る(下)【電子限定おまけ付き】


掲載誌:ディアプラス