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2024年6月19日水曜日

『Dr.ポンコツのつたわらない愛情』第1巻ネタバレ感想【未散ソノオ】


Dr.ポンコツのつたわらない愛情
レーベル:Caro[カーロ]
出版社:コンパス (2023/11/4)


内容紹介

【未散ソノオが描く、無粋ドクターの不器用愛!】
腕は確か、でも人の心に疎い医師・芥川。同居する中2の甥・剣人との折り合いの悪さに悩み、剣人の塾の先生・八木に時給2万円でマンツーマンの「人の心セミナー」をオファーする。芥川の一味違う思考に四苦八苦しながらも、八木は真摯に彼の問題に向き合う。八木と言葉を交わすごとに、だんだんと自分の想いを自覚していく芥川。一方、八木の方も芥川の人となりを知っていくうちに惹かれていき…。ポンコツ敏腕医師と塾講師の青年がつづる「人の心セミナー」のゆくえは…?

【続編】
単話版7話まで配信中(2024年6月現在)



【収録内容】
第1話~5話
イラスト入りあとがき1P
描き下ろし番外編「5話後半仲直り前の奇行」3P



【テーマ・舞台設定】
  • 偶然の出会い
  • コミュ障の医者×甥が通う塾の担任講師
  • 家族愛



【作風・世界観】
  • ほのぼの
  • コミカル



【地雷要素(人によって)】
  • 特になし



【キャラ】
  • 攻(推定):コミュ障の手術執刀専門の産婦人科医・庸司
    ワンコ 天然系(感覚がズレている)ハイスぺ

  • 受(推定):庸司の甥が通う進学塾の担任講師・八木
    ほだされ



【ラブシーン】
なし



【描き下ろし】
・イラスト入りあとがき1P
・番外編「5話後半仲直り前の奇行」3P


ネタバレ感想

天然発言で周りから浮いている手術執刀専門の産婦人科医・庸司×庸司の中学生の甥(両親を亡くしたため、庸司が引き取って面倒を見ている)が通う進学塾の担任講師・八木のお話。

 一般的な感覚からズレているコミュ障ワンコ攻×笑顔が素敵な絆され受というカップリング(推定・受攻未確定)

引き取った甥っ子・剣人のことを実の息子のように思っているのに口下手・コミュ障なせいで全然愛情が伝わず、甥っ子に拗ねられて困り果てた庸司は剣人が通う塾の講師・八木先生に脱コミュ障のための個人指導を依頼して・・・。

この人は変わり者だからと周囲の人たちから匙を投げられてきた庸司は、初めて親身になってくれた八木先生に全幅の信頼を寄せ、あっという間にワンコ化w

 時給2万で“人の心セミナー”を持ち掛けられた八木先生は、最初はお金に目がくらんだのと親切心から引き受けることにしたのだけど、アドバイスをどんどん吸収して本人なりに変わっていこうと努力する庸司の素直な人柄に惹かれ、庸司からの告白を受けてほんのり恋愛要素が入ったところで次巻へ。

八木先生の説得力のあるアドバイスに感心。穏やかだけど、凛としていて人間力が高い人。庸司が心酔してしまったのも頷けます。

 意図せずして庸司の恋を後押しした同僚の上野のぞみ女医とのやりとりも面白かったです。「上昇志向の強い名前ですね」と悪気なく庸司に言われてケンカしたことがあるらしいw

 キャラ設定は既刊とかぶる要素が多いものの、二人の距離が縮まっていく様子やツンデレ甥っ子・剣人の可愛さに引き込まれて楽しく読了。

 私設育ちの八木先生が子供の頃から頼りにしているシン兄ちゃんは1巻では電話と回想シーンでちらっと姿が出てきた程度でしたが、2巻では本格登場するでしょうか。恋の行方はもちろん、意地っ張りな甥っ子との関係も気になります。


 🍀描き下ろし

 ・番外編「5話後半仲直り前の奇行」3P

甥・剣人視点のエピソード。八木先生との話し合いに向けて筋トレしながら精神統一(?)する庸司。その後、塾で八木先生の動揺ぶりも感知する剣人😊



Dr.ポンコツのつたわらない愛情(1)







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