
ジュリアが首ったけ
レーベル:ビーボーイコミックス
第4巻:2018年7月10日/リブレ
第5巻:2020年2月10日/リブレ
第6巻:2021年7月09日/リブレ
目次:
※1~3巻のレビューは作品情報の【シリーズ】欄にリンク済み作品情報
事故に遭い紗良の記憶だけすっぽり抜け落ちてしまったジュリア。 心が砕けてしまわないように、まるでジュリアを思い出す時間を作らないかのように、仕事に打ちこむ紗良。 そんな紗良をそばでみつめる後輩・仙台は…。 コミックスでしか読めない描き下ろしは、紗良の記憶が抜け落ちたジュリア視点のエピソード。 以前とは打って変わって冷たい瞳をした、国際的スーパースターの胸中とは…?
【シリーズ】
1巻(2014年8月09日)
2巻(2015年5月09日)
3巻(2017年5月10日)
4巻(2018年7月10日)
5巻(2020年2月10日)
6巻(2021年7月09日)
7巻(2024年6月10日)
【収録内容】
第4巻:
第16話~19話
描き下ろし番外編「SIDE:J」30P
あとがき1P
第5巻:
第20話~23話
描き下ろし番外編「SIDE:M」32P
あとがき1P
6巻:
第24話~27話
描き下ろし番外編「lewd dream」15P
あとがき1P
電子限定おまけ漫画1P
【テーマ・舞台設定】
- 芸能界
- 記憶喪失
- 三角関係
【作風・世界観】
- せつない
- シリアス
【地雷要素(人によって)】
- 記憶喪失で樹里亜の人格が変わる
- 5巻:仙台との濡れ場(ディープキス・素股)
【キャラ】
二人の関係:恋人同士→樹里亜の記憶喪失で破綻
- 攻:世界的人気モデル兼俳優・樹里亜(25歳→26歳)
年下攻 執着攻 メンヘラ - 受:広告代理店勤務のフツメン・みきお(26歳→27歳)
天然受 強気受 ツンデレ
【ラブシーン】
- 4巻:回想シーン・夢の中
- 5巻:メインCPなし、仙台とみきおのディープキス・素股
- 6巻:少なめ(樹里亜が見た淫夢・・・”アシスタントマネージャー(みきお)”が襲い受に)
【関連作】
・『東京・心中』シリーズ
・『
4巻ネタバレ感想
どうしても入れたかったという記憶喪失ネタがひとしきり。通りを歩いているときに工事現場の足場材が落下して記憶喪失になり、みきおのことだけすっぽり抜け落ちてしまう樹里亜。思い出せないのはみきおのことだけなので特に生活に支障はなく、すぐに仕事に復帰した樹里亜はワンコ要素が消え傲慢セレブ化。すっかり変わってしまった樹里亜のそばにいるのが辛くなったみきおは姿を消すことに。ここから先は傷心のみきおと後輩の仙台のやりとりがメインに。
この巻はスパダリ後輩・仙台が完全に主役のお株を奪ってしまい、樹里亜はどこ行った状態😓
脇役から当て馬に躍り出た仙台に活躍の場を与えすぎてしまっている感。二人の問題であるみきおの傷心ぶりを仙台との絡みで見せていく展開にモヤるなぁ。
みきおはこのまま仙台に支えられて立ち直っていく流れなのかな。このままだと読者の半分ぐらいは当て馬推しになっちゃいそう。
樹里亜はスーパースター街道爆進中。今までみきおしか眼中になかったせいで天職である芸能活動に後ろ向きだったダメ男が、今は仕事に情熱を持ち始めて無敵化w
みきお限定で狂ったワンコだった樹里亜なので、今の方がむしろ生き易いんじゃないかとさえ思えてしまうキラキラぶり。
樹里亜とみきおの関係はお互いに想いあっていてもそれ以上に負担を掛け合う相当歪なものだったんでしょうね。それだけ樹里亜の愛が重かったということでもあるけど。
絵柄がまた変わりました。樹里亜の見た目は昔に戻ってきている感じもするけど、みきおの外見が激変。大きな黒目に瞳孔がなくグレーに塗りつぶされていたり、単に真っ黒になっていたりするのが不気味。
ボロボロのみきおの内面を表現しているのかもしれないけど、それにしてもプラスチックの人形みたいで違和感が大きいなぁ。これもデジタル移行の弊害なのかな。
描き下ろしは過去の夢を見る樹里亜視点のエピソード。 ラブシーン(エッチ)はみきおの回想シーンと樹里亜が見た夢という形で収録。
5巻ネタバレ感想
20話~22話までの3話分はみきおと仙台のやりとりに終始し、樹里亜はテレビに少し姿が映る程度。人(特に後輩)から向けられる好意に敏感なみきお。みきお本人も言及しているように樹里亜のときと同じような経過をたどっている印象。一皮むけた仙台が樹里亜の立ち位置に滑り込み、世話焼き+スパダリ+大型ワンコ化。
23話でようやくテレビ映像ではない樹里亜の近況が明らかに。スター街道爆進中だった樹里亜に異変発生。不眠症になり、夢に出てくる人に会えないことにショックを受けてみるみる憔悴。
夢に出てくるみきおを褐色肌の外国人女性・ベスと混同している様子。みきおとの共通点は内腿のホクロ。ルシアンの手配でベスに会えることになり、大喜びする樹里亜だけど、実際に会ってみると一目で別人と分かった樹里亜の精神状態はさらに悪化。
ルシアンのSOSでみきおが駆けつけ・・・というところで次巻へ。
”扇ゆずはの好きなもの=理不尽なくらいのハッピーエンド”
”扇ゆずはの嫌いなもの=理にかなっててもアンハッピーエンド”
不安になったらこれを思い出してください、これが安全ベルトとの前々巻のあとがき。
”理不尽なくらいの”とはどういう意味なんだろう。
ハッピーエンドにたどり着くまでの過程が一番大切だと思うのだけど。
主人公(攻)が蚊帳の外で、当て馬に煌々とスポットライトを当てた展開が延々と続く5巻。
樹里亜が記憶喪失になって早2年経過。
樹里亜そっちのけで、ぽっとでの仙台が非の打ち所がないスパダリ風に描かれていることにむくむくと膨らむ違和感。なんだかまるでスピンオフに向けた前日譚の様相を呈してきている感じ。
存在感は間違いなく攻の立ち位置だけど、受とは結ばれない当て馬の救済ストーリーに向けた布石のような...😒😑
描き下ろしは仙台との濃厚な濡れ場。押せ押せモードになった仙台が部屋でみきおに迫り、みきおが半分流されてディープキス→寝室に移動して素股。
メインCPの関係は既に破綻しているので浮気ではないけど、なんだか複雑な気持ちに。
半分流されたものの、告白はきっぱりお断りするみきお。
6巻ネタバレ感想
4巻からずっと記憶喪失中の樹里亜。リアルでも物語の中でも3年経過...。5巻は睡眠薬の過剰摂取(自殺未遂)で倒れた樹里亜のもとにみきおが駆け付けるシーンで終わっていましたが、6巻はそれから1ヶ月後のお話。
ルシアンに請われてアシスタントマネージャーになったみきお。大スターの樹里亜との恋愛を諦めて(身を引いて)無償の愛で樹里亜を陰ながら支える決意を固めた様子。仕事は辞めず、平日夜と休日を樹里亜に捧げるみきお。
マネージャーでもないのに色々と口を出してくるみきおに最初は反発して横暴な態度を取り続けていた樹里亜だけど、ちょっとずつ心境の変化が出始めて・・・という展開。
記憶を失っても、もう一度同じ人を好きになるという王道ルートを辿っているようです。あとがきによれば、どうしてもこれを描きたかったとかで、まだしばらく樹里亜の記憶喪失は続くとのこと。
作者の意気込みは伝わってくるものの、正直そこまで時間かけて描くべきことなのかなと。使い古された記憶喪失ネタに感じられてしまって、今回もマンネリ感がしんどかったです。
そもそも記憶喪失中の樹里亜に人間的魅力がないのが余計にしんどい理由。メンヘラストーカーだった樹里亜からみきおへの狂おしい愛と献身を抜いたら、ただの傲慢で情緒不安定なサイコ男というだけ・・・😅
描き下ろしは樹里亜が見たいやらしい夢(アシスタントマネージャー・みきおが襲い受に)。

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スタア☆ナイト
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