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2024年7月11日木曜日

『君の公式をください』ネタバレ感想【里つばめ】


君の公式をください
レーベル:H&C Comics CRAFTシリーズ
出版社:2023年7月3日/大洋図書

大学生の白石は、博士課程の黒崎に片思いをしている。 見た目はいいけど空気は読まず、こだわりの強い黒崎に、 人当たりがよく、空気を読み過ぎてしまう白石。 ゲイの白石は酔ったふりをして黒崎と関係を持って以来、 セフレのような関係を続けていた。 ストレートの黒崎がどうして関係を続けるのか、 わからないまま。 だけど、キスしたいとか、抱いて欲しいとか、 好きになって欲しいとか、どんどん気持ちは強くなっていって…


単行本の構成
・表題作全7話
・描き下ろし番外編「この雨が止んでも」5P
・電子おまけ漫画(協力店共通特典ペーパー)1P


京都が舞台の学生BL。 大学院生×大学4年生で3歳差。ノンケ×ゲイ設定。

里つばめさんといえば、リーマンBLのイメージが強いですが、今回は大学を舞台にした理系男子同士。

優しさが見え隠れするクール不思議系黒髪男前攻・黒崎×綺麗系イケメン・白石のお話。

博士課程の理系院生と大学院進学を検討している理系学部生という関係なので、学会かゼミの飲み会とかで知り合ったのかと思ったら、意外にも白石のバイト先(日本料理屋さん?)で店員と客として親しくなったとのこと。そのときのやりとりも見たかったなぁ。

バイト先で知り合い、二人で飲みに行く仲になった黒崎への想いが日に日に募っていくゲイの白石。酔った勢いで黒崎にべたべたボディタッチしたら嫌がられなかったので、つい欲を出して肩に寄りかかってみたところ、思いがけず黒崎が優しくハグしてくれ・・・。

傍から見たら両想いの雰囲気が滲み出ているけど、ノンケとの恋に自信がない白石は期待したらいけないと自分に言い聞かせる日々。

寡黙でコミュ障気味な黒崎の気持ちが分からずに好きという言葉がなかなか伝えられない白石。それでも酔った勢いで甘えたら、ちゃんと応えてくれたどころか、黒崎も前のめり!肩に寄りかかったらハグしてくれ、フェラしたら同じようにフェラされそうになり・・・。

ここまでの二人のやりとりはなんとも独特な雰囲気。特に黒崎。遊びで手を出すような人には見えないものの、何を考えているか分からないというのも困りもの。相手を不安にさせ、すれ違いを生む原因に。

 蓋を開けてみれば、単なるコミュニケーション不足だったことが判明。黒崎の方はハグした時点でもう交際がスタートしている認識だったようで、深刻な顔をして家の前で待っていた白石を見て別れ話かと聞くシーンにクスッとなりましたw

出会いの部分が省略され、既に肉体関係(フェラ)があるところからスタートしたので、少し感情移入しにくいところがありましたが、二人ともタイプの違う好青年でじわじわと愛着が湧いてくる二人でした。

途中で白石に告白してきた後輩・宇佐美も良い子だったなぁ。悪人が出てこない優しい世界観のBL。

クライマックスで白石に一緒に暮らさないかと告げる黒崎。懐事情が厳しい白石が研究を続けられるように、そして二人の時間を大事にしたいと本心を打ち明ける黒崎が誠実で格好良かったです。描き下ろしは同棲を始めた二人のラブラブな日常が拝めます😊


🍀描き下ろし

・番外編「この雨が止んでも」5P
同棲を始めて2週間が経過。一緒にお風呂💕

スパダリ化する黒崎&照れてモジモジする可愛い白石😆


・電子おまけ(協力店共通特典ペーパー)1P
一緒にキャンパス(?)を歩く二人。関西弁の話題。



君の公式をください






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