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2024年10月1日火曜日

『double suicide』ネタバレ感想【トジツキハジメ】


double suicide
レーベル:GUSH COMICS
2021年7月9日/海王社


作品情報

欲求が抑えられない弟と、年の離れたブラコン兄の狂気に満ちた兄弟愛。 子供の頃から偏食気味でベジタリアンの大学生・桂と、 ブラコンだけど頼りになる真面目で優しい兄・栖は、 年は離れているがとても仲の良い兄弟だ。 桂は子供の頃から何故かずっと血の味を知りたいと思っていた。 良くない事だと分かっているのに、考えずにはいられない。 だからリスカをしていた大学の知人に頼み、血を分けてもらうことに。 桂は血の味を知るうちに、栖を食べたかったことを思い出す……。 食いたい欲求を抑えられず、栖への執愛を自覚した桂は――? 歪んだ愛の極みを描いた描き下ろしも収録!


【続編】

なし(2024年9月時点)



【関連作】
なし(2024年9月時点)



【収録内容】
表題作全5話
描き下ろし番外編16P



【テーマ・舞台設定】
  • 兄弟
  • 家族問題



【作風・世界観】
  • シリアス
  • 痛い系
  • 病み系



【地雷要素(人によって)】
  • カニバリズム願望(弟→兄)
  • 自殺(父・脇役)
  • 兄に執着する弟



【キャラ】

二人の関係:実の兄弟<受攻は未成立>
  • 兄:栖 弟に狙われているリーマン
    真面目 ブラコン

  • 弟:桂 兄を食べたい欲求が抑えられなくなる大学生
    執着 病み系



【ラブシーン】
  • なし



ネタバレ感想

5歳から菓子パンや野菜しか受け付けなくなった桂。祖父によれば、曾祖父からの遺伝で人を食べたい欲求を無意識に回避するためにベジタリアンになったのだとか。

曾祖父がなぜ人肉を欲するようになったのかははっきりとは描かれていないけど、戦争が大きく影響しているようで、子孫への遺伝は突然変異?

ほぼ半分の確立で人肉への渇望遺伝子が受け継がれ、祖父、父、そして桂の三人がカニバリストに。兄の栖は普通の人。父は精神的に病んで自殺?

自分がベジタリアンになった経緯を知った桂は兄への歪んた執着を強めていき・・・という展開。

うーん、始まりも終わり方も唐突で家庭環境もよく分からず、BLなのかも微妙。桂の場合、人肉への渇望は兄限定。そこに恋愛感情や情欲があるのかが不明瞭な描かれ方。なぜ兄限定でそういう欲求が生じるのか、曾祖父や父の場合とどう違うのかがは分からずじまい。

自分と違い、遺伝しなかった兄がのほほんと生きていることが許せないというようなことを言っていたので、単なる逆恨みの可能性も。

人物の描き分けも微妙。主要登場人物の見た目(特に自殺した桂の友人:大学のリスカ同級生と兄の恋人)がそっくりだったので、もう少し髪の色とかで違いを出してほしかったです。



double suicide



ダブルスーサイド(分冊版) 【第1話】



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