
24時間オチないKISS【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
2018/04/28/竹書房
化粧品会社デザイン部門で働く滝沢含むデザイナー陣の悩みの種は、営業部出身のザ・体育会&リア充系上司・徳良。無理難題を悪気なく押しつけ、飲み会では理想論を熱く語る…。そんな徳良に滝沢は、イラだちを募らせるばかり。クールな年下デザイナー×営業マン系ちょいウザ上司のスキャンダラスなオフィスラブ!
一昔前の雰囲気を醸し出す表紙とタイトルにあまりそそられず、なんとなくスルーしていた作品。
今月末に続刊が出るということで、1巻を試し読みしたら見事にドはまり。
部下×上司の一風変わった下克上モノ。
無駄に暑苦しい体育会系ノリの上司にストレスMAXなクールイケメン部下が反撃を仕掛けるところから始まるドタバタラブコメ。
受はウザ上司とはいえ、ガミガミ系のうるささではなく、仕事に対する熱量をうまく指揮系統として変換できずにハイテンションなまま部下に伝えてしまう不器用な人w
攻はローテンションなクール系だけど化粧品のことになると途端にデザイナーの血が騒ぐオタク気質のイケメン部下。タイプは違えど、どちらも仕事に生きがいを感じていることが伝わってくるお仕事BL。そこからあれよあれよという間にオフィスラブへといざなわれるという展開。
ギャップ萌え要素が効いている二人。うちに熱いものを秘めた不愛想な年下攻が、淡々としながらも底知れぬ魔性の男っぷりを感じさせるノンケキラーw
一枚上手な年下攻に強気に押されてコロっとほだされてしまうノンケ受が、恋をしてどんどん可愛くなりながらも、男らしさを保っているところが素敵でした。
デートのときについつい攻をエスコートしてしまう紳士受と、それに絶妙な反応を示すクールな年下攻。かみ合わないのに成り立っている二人のやりとりの連鎖具合が面白く、最後まで読者を飽きさせないラブコメBL。

