BORDER 慧-Kei-【コミックス版】（1）
2021/02/20/コンパス
法の目をかいくぐる悪を裁く現代の仕置人――チーム『J・A・T』！ 今回の舞台は青少年の更生保護施設。若者の社会復帰を助ける施設が売春宿と化しているらしい――実態調査を依頼された4人は思いもよらない人物に出会う！
単行本の構成
・表題作第1話～4話
・描き下ろし番外編「大和とにらめっこ」3P
・スペシャルカラーイラスト1P内容
・描き下ろし番外編「大和とにらめっこ」3P
・スペシャルカラーイラスト1P内容
未完（全7巻）のBORDERシリーズの続編。単行本は4話まで収録、単話版では現在9話まで進んでいます。
今回は仕置き人チームのお仕事風景と19年前の唯の殺害事件と同じ犯人が起こした事件の顛末がメイン。137ページ中120ページが仕置き人ストーリー。BL要素はさらっと触れる程度でした。それでも宋悟×大和の長きに渡るモダモダ両片想いの関係がついに進展しそうな雰囲気が醸成されつつあります。
メインの仕置き人ストーリーは、またしても凄惨な事件が起き、読み手の心を抉る内容になっています。芸能事務所のロリコン社長が芸能界デビューを夢見る少女を罠に嵌めてレイプする常習犯で、彼の行動履歴から別の事件が発覚するという流れ。
少年少女の更生保護施設の代表がおぞましい凶悪犯罪に手を染め（保護少女たちを食い物にして保護施設が小児性愛者の買春宿化）、告発しようとした少女が拷問されて殺害されるという痛ましすぎる事件が発生。必死の思いでSOSを出していた少女が無残な殺され方をするのは悲惨すぎます。
そして、この少女殺害事件に唯（宋悟の幼馴染みで初恋相手）を襲ってひき殺した人物が関わっていたことから、宋悟が単独作戦を決行して男に復讐（殺害）しようとするけれど、駆け付けた大和が止めに入るという流れ。
うーん、扱う事件が毎回悲惨すぎませんかね。次回もこんな感じなのかな。続きを楽しみに待つ気持ちが削られます。前回は裏社会でオモチャにされ続けた薬漬け少年、今回も凄惨な少女拷問殺害事件。解決後も尾を引く暗さ。極悪な犯人が逮捕されても被害者は戻ってこないので、後味の悪さだけが残りました。
もっとスカッとする仕置き人ストーリーを描いてほしいなぁ。
宋悟×大和の関係はカップル成立間近の雰囲気。仲間の前であからさまに宋悟と見つめ合って照れる大和。
個人的にカップル成立は嬉しいような寂しいような複雑な気持ち...。仲間といるときに二人が無意識にラブラブオーラを出しはじめていますが、これ以上皆の前でイチャつき始めたら、珠妃が可哀そうだなぁと思って😓
珠妃も幸せにしてあげてほしいです。
BORDER 慧-Kei-【コミックス版】（1）
ノスタルジア
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