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2024年5月23日木曜日

『子持ちΩと彼とカレ』第1巻ネタバレ感想【ヤマヲミ】



ヤマヲミ『子持ちΩと彼とカレ』第1巻
ビーボーイオメガバースコミックス
2020年6月10日/リブレ


内容紹介

駆け落ちした夫αと死に別れ失意の中、子供だけが生きがいのシングルマザーΩ。 「もう生きてる意味なんてないけど、Ω手ひとつでこの子を立派に育ててみせる――」 警備員で細々と生計をたてていたが、突然エリート政治家に「運命の番」認定されて… その強引さに心は抗うも体は激しく感じてしまうが、彼には大きな秘密があった!? 赤い糸を結び直す感動のドラマチックラブ、単行本描き下ろしは幸せすぎる後日談★


【続編】

子持ちΩと彼とカレ 2(2022年9月8日/リブレ)



【関連作】
なし(2024年5月時点)



【収録内容】
表題作全6話
描き下ろし後日談9P
電子限定おまけ漫画1P



【テーマ・舞台設定】
  • オメガバース
  • 特殊な三角関係
  • 憑依モノ
  • 子育てBL



【作風・世界観】
  • ほのぼの
  • せつない
  • ラブコメ



【地雷要素(人によって)】
  • 特になし



【キャラ】

二人の関係:特殊な出会い方
  • 攻:受の亡きα夫の魂が憑依したα至上主義の若手議員 
    俺様攻 絆され

  • 受:番を亡くした子持ちΩ警備員
    ツンデレ受



【ラブシーン】
  • 普通


ネタバレ感想

オメガバースと憑依モノを融合させたドラマチックな展開。込み入った設定ですが、ベテラン作家さんだけあって素晴らしい構成力。展開がすんなり頭に入ってくる読みやすさと引きの強さの両方備えたストーリーテラー。切なさと笑いの配分が絶妙。

α至上主義の若手議員×番を亡くした子持ちΩ警備員のお話。

運命の番・ナオを事故で亡くし、忘れ形見を一人で育てているΩの千広のもとに、心臓移植を受けたときからナオの魂が憑依して困っていると主張する政治家α・直太朗(ナオが亡くなるときに臓器提供を受けた人物)が訪ねて来て・・・。

攻の中に二つの魂が宿る特殊設定が切なさと感動を呼び起こしていく構図になっています。

傲慢攻の直太朗とワンコ攻のナオ。見識の狭さからΩのことを見下していたエリートαの直太朗がナオに引っ張られる形で千広と愛くるしい赤ん坊・未来と交流を深めるうちに自分の間違いに気づかされて考えを改めていく姿にじんわりさせられます。それと同時に恋愛面では三角関係の切なさが増していきます。

どんどんかっこよくなっていく直太朗はもちろんのこと、千広のことが心配で死んでも死にきれずに直太朗を巻き込んでしまったナオの愛も切ないものがありました。

攻が二人いるような状態ですが、普通の三角関係や憑依モノとは一味違う印象を受けました。魂だけになったナオは人間と似て非なる存在になったことで、その愛は純度が増している感じ。千広と我が子を一心に見守って慈しむ愛し方。そこからさらに深まりを見せる3人の関係がドラマチックに描かれていてグイグイ引き込まれました。

エロもぬかりなし💓

びっしりあとがきも相変わらずクセになる面白さ😆


🍀描き下ろし

・描き下ろし後日談「子持ちΩと彼の約束」9P
千広と未来を愛おしそうに見つめる直太朗。すっかりデレデレw

ラブシーン4P→甘々ピロートーク(プロポーズ)💕


・電子限定おまけ漫画1P
直太朗が子づくり宣言。嬉しそうな千広😊


   
子持ちΩと彼とカレ



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子持ちΩと彼とカレ 2







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