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2021年10月6日水曜日

『5人の王』第2巻・3巻ネタバレ感想【絵歩(原作: 恵庭)】


5人の王
レーベル:ダリアコミックス
第2巻:2016年10月/フロンティアワークス
第3巻:2018年03月/フロンティアワークス


赤の王への恋心を、青の王・アジュールに弄ばれ引き裂かれたセージは、彼への憎しみから声を失ってしまう。その代わり手に入れたのは、心の声を他人に伝える力と、声で人を操るという能力だった。力を制御できずアジュールに監禁されてしまうセージ。そんな中、アジュールから妹が緑の王であることを告げられ――…!?


単行本の構成
第2巻:
第7話~11話
+描き下ろし番外編「青の王の怪談」2P
+あとがき&イラスト1P

3巻
第12話~18話
+あとがき&イラスト1P
+応援店限定描き下ろしペーパー「シャーとシアン様が育児で楽しそう」1P


いよいよ本筋に突入。 淡い恋心を抱いていた赤の王との仲を引き裂かれ、ショックで声を失ってしまうセージ。その反動で人を操る力が発現する中、黒の王が妹ヒソクに魔の手を伸ばす夢を見たセージは、それを阻止するために黒の王に接近しようとするが・・・。

次々に衝撃的な事実が発覚する2巻。妹が既に囚われの身で瀕死の状態であることを知ったセージが精神的に追い詰められているところに、さらに追い打ちをかける事態が発生。

衰弱した妹が実は先日亡くなった「緑の王」の継承者であることが判明した直後、セージ自身にも王の証である緑のティンクチャーが現れ、妹の死を知ることになるという流れ。

命に代えても守りたかった妹を失い、大切な人はもう決して作らないと自分に言い聞かせるセージの傷心ぶりが痛々しかったけど、夢に出てきた妹の言葉を胸に刻み、緑の王の継承式に毅然とした態度で望む姿が描かれたところで次巻(3巻)へ。

3巻では紫の王が初登場し、5人の王が勢ぞろい。緑の王の側近(宰相)として新キャラ・グリニッジや若手建築士のウィロウも登場。グリニッジはセージと同じ褐色の肌をした渋い堅物イケメン。戦争で祖国を失い、先王に拾われた外国の元医者。

紫の王は5人の王の中で唯一の女性で先代の紫の王の元侍女。サバサバした明るい性格をした紫の王やウィロウの登場でほっこりするシーンも増えてきたのが嬉しいところ。

3巻はセージが緑の王となってからのお話で、奴隷出身で文字も読めないまま王となったセージの奮闘と、セージをサポートする側近のグリニッジや若手建築士・ウィロウとの人情譚。さらにセージが夢で見た10代前半と思しき先代の青の王とルリとシアンと現王たちとの関係が徐々に明らかになるところまで。

新しく判明したのは、青の王・アジュール(本名アージェント)の側近であるシアンが先代の青の王で現王の実弟・エールと主従ながら親友の間柄だったこと、先代の青の王と今の紫の王は恋仲だったこと、青の王が弟(先王)の頼みで王宮にやってきたこと、さらに先代の紫の王の侍女だったルリが青の王のもとに引き取られた経緯なども明かされる一方、なぜか先代の青の王のことを誰も覚えていないようで・・・。

原作を読み返していないのでうろ覚えですが、このあたりのことは王たちにかけられた呪いが関係していたはず。王同士は恋に落ちても決して愛し合うことができず、抱き合えば死ぬという呪い。呪いの件が今後の展開にも関わってきそうですね。

1巻は赤の王が青の王に勝るとも劣らないほどの存在感を発揮していたのに、2巻以降は脇役としてくっきり線引きされている印象。太陽のような赤の王にはもう少し活躍してほしかったなぁ。

反対に青の王は原作ではここからどんどんかっこよくなっていくので、冷淡で傲慢な青の王のスパダリ化が楽しみです。


🍀描き下ろし

・2巻番外編「青の王の怪談」2P
声で人を操る危険な力が発現したセージをカテドラルに閉じ込め、力を制御できるように促す青の王。意地悪な青の王がカテドラルにまつわる怪談を披露し、怖がるセージ😊


・3巻応援店限定ペーパー「シャーとシアン様が育児で楽しそう」1P
黒の宮殿から引き取った訳あり侍女ソーサラーのパパとママ状態の青の王とシアン。



5人の王 2



5人の王 3



★アニメイト限定★
4Pリーフレット電子版






掲載誌:ダリア



5人の王【イラスト入り】
原作小説




【ドラマCD】BLCDコレクション 5人の王 I 前篇



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5人の王 外伝I【イラスト入り】



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