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2024年6月5日水曜日

『砂の国のエデン』【ナコラ】単行本レビュー(あらすじ・キャラ属性・カップリング・地雷要素等)



ナコラ『砂の国のエデン』
エクレアコミック
2023年6月24日/MUGENUP(電子版のみ)
 「人を支配したい」Domと「人に支配されたい」Sub、第二の性を持つ人が存在する世界。 宝石商の息子であるヘリオは幼い頃、道端で拾ってきた孤児・カイをとても大切に想っていた。しかし差別主義者のヘリオの叔父に、カイを奴隷として売られそうになってしまう。
 身の危険を感じたカイは自ら傭兵に志願し、国境警備の任に着くためにヘリオと離れ離れになることを選ぶ。 そして数年の月日が経ち、定期的にカイに手紙を送るヘリオ。ヘリオはどこか満たされず、苛立ちが止まらない日々を過ごしていた。友人・スピネルの家督争いに巻き込まれ、窮地に立たされていたヘリオのもとに突如現れたのは、現在は傭兵として駐屯地にいるはずのカイだった――。
 カイのコマンドで満たされる感覚を覚え、自分がSubであると確信するヘリオ。 「俺はヘリオの運命だったんだ!」と言うカイを受け入れるヘリオだが――!? ワンコ系傭兵Dom×心優しき元飼い主Subの下剋上BL。


【続編】

なし(2024年5月時点)



【関連作】
なし(2024年5月時点)



【収録内容】
表題作全6話
単行本版限定おまけ漫画1P



【テーマ・舞台設定】
  • 砂漠の国・アラブ風
  • 身分差
  • 年の差・年下攻
  • Dom/Subユニバース



【作風・世界観】
  • シリアス
  • せつない
  • 甘々



【キャラ】

二人の関係:孤児×孤児を拾った宝石商の息子
  • Dom攻:受に拾われた孤児→傭兵
    年下攻 褐色攻

  • Sub受:宝石商の息子
    年上美人受

Pixivに更新していた漫画にDom/Sub要素を追加して描いた作品とのこと。

受のイケメンDom幼馴染みの登場頻度が高く、最初は彼が攻なのかと勘違い→非当て馬。込み入った設定のわりには舞台設定の説明がほとんどなく、過去の描写も数ページだったので全体的に分かりにくかったのが難点。過去編を1話入れたら、もっと理解しやすかったかも。

パートナーになるまでの過程においても、Dom/Subの指南役として幼馴染みが大活躍。



【地雷要素(人によって)】
  • 特になし



【濡れ場】
  • 普通



砂の国のエデン【単行本版(限定描きおろし付き)】



砂の国のエデン 1