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2024年6月13日木曜日

『ララの結婚』第1巻~3巻ネタバレ感想【ためこう】



ためこう『ララの結婚』第1巻~3巻
ビーボーイコミックスDX
2018年10月10日・2019年11月9日・2020年10月20日/リブレ

目次:
※各巻のレビューは作品情報の【シリーズ】欄にリンク済み

作品情報

 約束されていた富豪との婚儀の直前、双子の妹・ララは好いた男と村を離れた。 ラムダンはララを無事に逃がすため、ララのふりをして花嫁に成り代わる。 適当なところで富豪の家から抜け出すつもりだったラムダンだが、婚儀の初夜、 媚薬で自由にならない身体を仮の夫となったウルジに激しく犯され、翻弄されてしまい――? 異国の嫁入り奇譚、一巻描き下ろしは終わらない初夜のお話。


【シリーズ】

第1巻(2018年10月10日/リブレ)
第2巻(2019年11月09日/リブレ)
第3巻(2020年10月20日/リブレ)
第4巻(2021年12月09日/リブレ)
第5巻(2023年01月19日/リブレ)
第6巻(2023年12月08日/リブレ)



【収録内容】
1巻
表題作第1話~第5話
描きおろし番外編「三夜目」11P

 2巻
第6話~10話
描き下ろし番外編「微睡む」8P

3巻
第11話~15話
描き下ろし番外編「初夜」12P
電子限定描き下ろし漫画1P



【テーマ・舞台設定】
  • エスニック・中央アジア風
  • 身代わり
  • 女装受
  • 攻の片想い



【作風・世界観】
  • シリアス
  • せつない



【キャラ】

二人の関係:双子の妹の結婚相手×双子の妹の身代わり
  • 攻:富豪(商家)の跡取り
    執着攻 寡黙攻

  • 受:双子の妹の身代わり
    美人受 ツンデレ受



【地雷要素(人によって)】
  • 女装受



【濡れ場】
  • 普通



【関連作】
ドラマCD:


ララの結婚(ドラマCD音声)【出演声優:斉藤壮馬、江口拓也、伊東健人】


ララの結婚2(出演:斉藤壮馬、江口拓也)


ララの結婚3(出演:斉藤壮馬、江口拓也)


1巻ネタバレ感想

アンソロ『メス堕ちBL』に収録された読み切りが連載化。妹の身代わりに富豪に嫁いだ双子兄のお話。

1巻はメス堕ちBLの名残が濃厚だけど、2巻以降は少女漫画風の異国婚姻譚にシフト。濡れ場はしっかりめ。

以下は2019/02/13に旧館に投稿した1巻のレビューを再掲:

表題作第1話~第5話
描きおろし番外編「三夜目」11P

受がやたらと頑固だということ以外は何だかよくわからないお話だったなぁ。

双子の妹のふりをして兄(受)が富豪の青年(攻)との初夜に臨むのもどうかと思うし、そんな無謀な計画を聞かされても自分優先で駆け落ちを思いとどまらなかった妹に対しても、兄や家族がどうなってもいいのかとあきれてしまうし、ましてや婚儀自体が受のことを好きな攻が妹を溺愛する受の気持ちを利用しておびき寄せる策略だったとかで、妹に男をあてがったのも攻だった等々、どれもこれも突飛な内容で終始置いてきぼり感がありました。

この作品はメス堕ちBLという読み切りアンソロ用に作られたものが元になっているそうで、表紙も女装した受が睨みつけるような表情でドーンと大きく描かれていて、攻は裏表紙にまわされています。

受キャラに相当力を入れて作っているのは伝わってくるのですが、いざ読んでみるとラムダンの言動がどうにも好きになれなくて。

そもそも見た目が女の子みたいな受はメス堕ちといわれても、最初から女の子みたいなのでそこに面白味を見出せませんでした。それだったら、自ら望んで女装している男の娘を描いてくれた方が数倍好感が持てた気がします。

今回の受は言動に一貫性がないんですよね。攻のことがそんなに嫌なら全力で逃げればよかったのに。

お互い騙し合った結果なのに、自分だけが被害者のように思い込んでキーキー可愛げのない態度を取るわりには、快楽に弱くてあっと言う間にグズグズになってしまうチョロさも残念ながら魅力的に映りませんでした😓

妹の身代わりになる優しさや勇気があるなら、攻に対してももう少し素直になってほしかったなぁ。とろっとろになってるくせに、攻の存在は全否定。なんだそれという感じ(苦笑)


2巻ネタバレ感想

第6話~10話
描き下ろし番外編「微睡む」8P
カバー下イラスト2P

発売当時読んだ1巻が苦手な内容だったので、それからずっと遠ざかっていたシリーズだけど、最近雑誌で続きを読んだら面白かったので1巻から再読中。

2巻も波乱尽くし。ウルジの放蕩兄バドマが1年7か月ぶりに帰ってきたかと思ったら、ラムダンを賭けの対象にしてウルジに決闘を申し込んできて・・・。

決闘を申し込まれた場合は必ず受けなければならない掟があり、負ければ国を追われ、二度と帰ることは許されないという非常に重い設定だけど、部外者にとってはお祭り感覚らしく、一般的な決闘とは違い、競馬祭開催→弓の腕比べで決着をつけるというもの。

ウルジ兄の横やりがなんとも唐突だなと訝しんでいたら、やはり裏があったようで。ウルジに次期当主としての自覚を促すことと屋敷の人たちにも跡継ぎがウルジであることを印象付けるために一度戻ってきてわざと負けようとしたバドマだけど、ラムダンが決闘に乱入して勝利を奪い取ったことで思わぬ混乱を招き・・・。

嫌悪感を抱きながらも気になる存在になりつつあるウルジのことを色々聞くために表向きはバドマ(の妻になること)を選ぶラムダン。幸いにもバドマが弟思いで変な気を起こさなかったので三角関係に突入することはなかったものの、公衆の面前で兄に妻を奪われた形のウルジは屈辱的な扱いを受け、愛するラムダンにも拒絶されたと思い、絶句。

うーん、ラムダンの言動が突飛すぎてモヤモヤ。何でそんな誤解を招くような回りくどいことをわざわざするのかな...。普通に気持ちを打ち明け合えば済むことなのに。

ウルジの生い立ちやラムダンへの積年の想いをバドマから聞いたラムダンは、バドマに付き添われて屋敷に戻ることに。

性の不一致で上手くいかなかったから婚姻を破棄すると家族と屋敷に集まった人たちに告げて去って行くバドマ。 その後は思った通りの展開に😅

ウルジがラムダンにお仕置きエッチ(暴力性はなく、言葉責め)。

後半は色々と気を使ってくれるようになったウルジにますますラムダンが惹かれていく様子が描かれ、二人の関係に甘さが出てきたと思ったら、第二夫人問題勃発。孫の誕生を望むウルジ父がブルクティーン家の親戚筋にあたる年の離れたウルジの幼馴染み・アリアナを結婚前提で屋敷に住まわせることをウルジ不在時に決めてしまい、ラムダンにも了承を求めて来て・・・。

ショックを受けつつも第二夫人の存在を受け入れるしかないと強がるラムダン。それでも一度ウルジとちゃんと話がしたいと思った矢先にまたまた危機到来。ララの駆け落ちがウルジに仕組まれたものだと知ったラムダンはショックで屋敷を飛び出し・・・というところで次巻へ。


3巻ネタバレ感想

第11話~15話
描き下ろし番外編「初夜」12P
カバー下イラスト2P
電子限定描き下ろし漫画1P

ウルジの企みを知り、衝動的に屋敷を飛び出したラムダンはそのままララを探す旅に出ることに。

貧民街に迷い込み、悪い男に絡まれていたところをスラム育ちの少年・トーマーに助けられるラムダン。自宅に匿ってくれたトーマーが夕食と服の調達に出かけた隙に先ほどの男が襲撃してきて娼館に売られてしまい・・・。

なんとその娼館でウルジ兄・バドマと再会を果たすラムダン。ブルクティーン家の裏の仕事(主に情報売買)のために娼館の管理人・ジャルガルに扮しているバドマに助けられ、娼館に匿われることになったラムダンは力仕事を進んで引き受け、娼館のお姉さんたちにも可愛がられながら存外和やかな日々を送ることに。

そんな中、1巻でちらっと出てきただけのラムダンの双子の妹・ララが再登場。ラムダン同様にウルジとロサンに嵌められたことを知ったララは単独でウルジのもとへ押しかけてウルジを罵倒。そこにロサンが駆けつけ、ララに必死の懺悔。騙したことを真摯に謝罪し、ずっとララに片想いしていたことを打ち明け・・・。

ロサンの愛がララに伝わり、もう一度彼を信じることにしたララ。そんなララにラムダンが戻って来るまでラムダンのふりをして屋敷に留まってくれるように頼んだウルジはラムダンを迎えに行くためにトーマー少年の案内でスラム街の娼館へ。

こちらもロサン×ララと同じような再会劇が繰り広げられ、最後のシーンでウルジの熱い抱擁とキスを受け入れたラムダン。ようやく二人は両想いに😊

ちなみに第二夫人候補のアリアナはウルジがラムダンを探しに行く際に自ら破談を申し入れ、実家に戻ることに。なんとも引き際の美しいレディ。

4巻から新章突入とのこと。 放蕩息子を装っている豪放磊落なバドマのお話も読みたいなぁ。



ララの結婚 1



ララの結婚 2



ララの結婚 3



ララの結婚 4【電子限定かきおろし付】



ララの結婚 5【電子限定かきおろし付】



ララの結婚(出演:斉藤壮馬、江口拓也)
ドラマCD 無料試聴あり



ララの結婚2(出演:斉藤壮馬、江口拓也)
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ララの結婚3(出演:斉藤壮馬、江口拓也)
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