当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

2024年7月4日木曜日

『Ωの花燭 共鳴恋情』第1話・2話ネタバレ感想【幸村佳苗(原作:岩本薫)】(ihr HertZ 2024年3月号・5月号・7月号)


掲載誌:ihr HertZ


前作

『αの花嫁 共鳴恋情』全4巻ネタバレ感想(2015年10月22日)


1話ネタバレ感想

αの花嫁 共鳴恋情』シリーズのスピンオフ開幕!

前作攻・圭騎の友人である李里耶が主人公。Ωでありながら上流社会のαたちと対等に渡り合う孔王家の御曹司。

男気があって凛とした長身美人Ωとして圧倒的なオーラを放っていた人物。前作で一番好きなキャラだったので、どんなお話になるのかワクワク✨

初回は幼少期編。 とある屋敷で出会った甘い匂いのする男の子との出会いを中心に綴ったプロローグ的内容になっています。

冒頭は父に連れられて8歳の李里耶が燕城路家のお屋敷を訪れるところ。8歳とは思えない落ち着きと美貌を誇る李里耶にいたく感心する琥珀翁。既にαの名門・孔王家の跡継ぎとしての素養が身に付いている利発な美少年。

そんな李里耶を柱の陰からこっそり見つめる一人の男の子。ふわっと甘い匂いが漂ってきて振り返る李里耶。男の子と目が合い・・・。

その夜、高熱を出す李里耶。商談のために西都を訪れた父と燕城路家に滞在中の李里耶は心細そうに父を何度も呼ぶものの、父の姿はどこにもなく、ほどなくして李里耶の声に気づいてやってきたのは昼間見かけた男の子。

男の子は琥珀翁の孫で関西弁(西都=関西地方?)、年齢は6歳前後。李里耶の父が祖父と出かけてまだ帰ってきていないことを教えてくれた男の子が具合が悪そうな李里耶を心配してそっとおでこをさわると、ビリっと衝撃が走り・・・・。

静電気?とびっくりする二人。男の子がもう一度李里耶のおでこを触ると今度は問題なし。冷たい手のひらの感触を楽しむ李里耶。すると今度は男の子も体が火照ってきて・・・。

まだ8歳なのに初ヒートに翻弄される李里耶と男の子。家族以外の前では絶対に首輪を外してはいけないと言われていたのに、息苦しさを感じてネックガードを外してしまう李里耶。気をきかせて首輪を外してくれた男の子がラット状態になって首をガブリ...。

まだ幼い二人は事の重大さが分かっておらず、なぜこんなことになったのだろうと戸惑い顔。噛んでしまったことを涙目で謝り、痛いの痛いの飛んでけとフーフーする男の子と、ツーンとしつつも怒る気が失せてしまう李里耶。

帰宅した父は事態を把握して愕然。誰に噛まれたんだと父に問いただされた李里耶は、男の子を庇うために覚えていないと嘘をつき・・・。

初回からヘヴィーすぎる😱と動転していたら、幸いにも子供同士ということで番は成立しなかったようでホッとしました。痕もじきに消えるとのこと。

二人は運命の番!?

この男の子とどんな再会劇が繰り広げられるのか、続きが気になります😊


2話ネタバレ感想

1話は幼少期編でしたが、2話(前後編)はだいぶ飛んで李里耶が18歳になった頃のエピソード。

冒頭はオメガの名門・瓜生邸でのお披露目パーティの様子。瓜生家当主(李里耶の曾祖母)のひ孫の誕生を祝して燕城路家を代表してやってきたのは成長したあの男の子!李里耶より少し下という設定なので、15、6歳かな。

 実はただのゲストではなく、赤ちゃんとその男の子は許嫁と判明。瓜生家当主のひ孫のオメガの男の子・花季はまだ二ヶ月の赤ちゃんなのにもう婚約したのかと出席者から問われた男の子は祖父が勝手に決めたことですとやんわりと訂正。

そのとき、ふわっと甘い香りが鼻腔をくすぐり、ピクッと反応する男の子。それと同時に黄色い歓声が上がり、李里耶が登場。 李里耶を確認した途端、踵を返す男の子。どうやら李里耶のことを意図的に避けている様子。

少し遅れて圭騎も登場。男の子、圭騎、李里耶と美形ぞろい😊

そんな中、当て馬になりそうなクズ男登場。α校に実力で特例入学を認められた李里耶に度々絡んできたり、まだ10代なのに金銭トラブルを起こしているイトコの颯真。軽薄な態度丸出しでパーティに参加している颯真を見た李里耶は大学で離れてせいせいしていたのにと不快そうな表情。

 李里耶の叔父にあたる颯真父もダメ男らしく、志望大学に落ち、親の資産もあてにできない颯真は一発逆転を狙っている狡猾な野心家。

 オメガでありながらアルファの名門・孔王家の跡継ぎに選ばれた李里耶はやはり異例中の異例みたいですね。嫡流の李里耶の両親と祖父は李里耶を次期当主に望んでいるものの、一部の親戚はそれを快く思っておらず、颯真を次期当主に推す親族もいるようで。足をすくわれないように用心するに越したことはないぞと親友の李里耶に忠告する圭騎。

 一人になった李里耶にねっとりとした視線を送っていた颯真が話しかけてきて・・・。

会うのは卒業式以来。何かトラウマがあるのか、李里耶は思わず手が震えるほど颯真を嫌っている様子。次の瞬間、あの男の子が近くを通り、李里耶の身体が激しく反応。あの幼少期の出来事以来、訪れる気配すらなかった発情期が始まりそうになり、動揺する李里耶。

近くにいるαの颯真が気づいていないということはフェロモンはまだほとんど出ていないのかなと思ったら、逃げた李里耶を追いかけてきた颯真が発情フェロモンを嗅ぎ取り、空き部屋に引きずり込んでレイプしようとして・・・。

絶対絶命のピンチにクールに駆け付けたのはあの男の子!まだ名前も明かされていない男の子が止めに入ったところで次回へ。

男の子の祖父が孫の嫁に花季を選んだのは李里耶がαの名門・孔王家を継ぐ立場だからなのかな。 年齢的にマッチするのは李里耶の方だと思うけど。

ちなみにお披露目パーティの主役の赤ちゃん・花季の母親は李里耶の母の従妹の龍谷奏。西都から里帰り中。李里耶の運命の番と思しき男の子が西都から二人に付き添ってきたみたいですね。

2話後編は男の子が李里耶が襲われているところに駆け付けたシーンから。

東の人間は随分と恥知らずなんだなと嫌味を言う男の子。合意の上での行為か確認するため、口に布を突っ込まれた李里耶に近づき・・・。

淡々とした様子で李里耶の口から布を取り、助けてほしいならそう言えと声をかける男の子。助けてほしいと返答する李里耶。

邪魔をされた颯真が恐ろしい形相で男の子を威圧するが、顔色一つ変えずに出ていけと命じる男の子。

激怒して殴りかかる颯真。ことごとくパンチを躱され、少年が自分より格上だと悟った颯真はしびしぶ降参。

拘束されている李里耶を男の子が助けようとして体が触れ合い・・・。

ビリっとした痺れが全身に広がり驚く二人。一度おさまったはずのヒートが再び始まる李里耶。男の子もラットを起こして・・・というところで次回へ。

子供の時と似た状況ですね。体から始まる関係になるのかな...。続きが気になります。