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2024年8月8日木曜日

『こたえてマイ・ドリフター』ネタバレ感想【大島かもめ】


こたえてマイ・ドリフター
レーベル:GUSH COMICS
2023年6月9日/海王社


作品情報

――享楽的な街、ニューヨーク。 景気のいい自動車業界で働くエリオットは、知人の主催する新年パーティーで、 初恋の子に似た黒髪で黒い瞳のロバートに一目惚れをした。 その後高級ホテルで再会し、意味深なロバートの視線をきっかけに情熱的な一夜を過ごす。 ――ロバートが長期滞在するホテルの一室で彼を抱くようになり数カ月。 ドラッグストア経営者だというロバートは、やたらと羽振りが良く非合法の仕事で荒稼ぎしているらしい。 それでもエリオットは、たとえ彼が裏で何をしていようと、 淡い恋の甘い疼きを味わいながら楽しめればそれで良かった。 しかし、世界を狂わす過酷な運命が二人を引き裂き――?


【続編】

なし(2024年8月時点)



【関連作】
なし(2024年8月時点)



【収録内容】
表題作全6話
電子限定おまけ漫画1P



【テーマ・舞台設定】
  • 再会モノ
  • 外国が舞台



【作風・世界観】
  • シリアス
  • 痛い系



【地雷要素(人によって)】
  • 虐待描写(ロバート父→ロバート)
  • 傷害事件(ロバート→ロバート父)
  • レイプ(ロバート父→白人の少年たち)
  • レイプ殺人(白人たち→ロバートの叔母)
  • レイプ殺人(ロバート父→白人の少年たち)



【キャラ】

二人の関係:子供の頃に交流を持ち、20数年後に再会
  • 攻:自動車メーカーに勤務する色男・エリオット
    アッパーミドル出身 イケメン

  • 受:ドラッグストアを経営するロバート
    貧しいチャイナタウン出身 白人と中国人移民とのハーフ 男前受



【ラブシーン】
  • 普通



ネタバレ感想

1920年代末~30年代のニューヨークが舞台。

初恋をずっと忘れられないアッパーミドル(自動車メーカーに勤務)の色男・エリオット×黒い噂がある羽振りの良い経営者(ドラッグストアチェーンを経営)・ロバートのお話。

共通の知人が主催する新年パーティで顔を合わせる二人→訳あり再会モノと判明。

ロバートが初恋の人だと早々に気づくエリオット。ロバートも同じだったようで・・・。

今は成功者のロバートだけど、生まれ育ったところはサンフランシスコの貧しいチャイナタウン。母親は白人で父親は中国人移民。親に禁じられているチャイナタウンを探索しているときにロバートと出会ったエリオットはロバートと微笑ましい交流を重ねるうちに互いに恋心を抱くように。

そんな中、父親に虐待されて育ったロバートが父親をナイフで刺す傷害事件が発生。事件以降、ロバートの行方は掴めなくなり、20数年経てついにロバートと再会を果たしたエリオットは恋心が一気に再燃。

ロバートも初恋相手のエリオットをずっと忘れられなかったようで再会してすぐに肉体関係を持つように。両想いなのでこのままスムーズに交際に発展するかと思いきや、思わぬ邪魔が入って・・・。

大きなディスアドバンテージを背負うロバートは這い上がるためにマフィアと手を組んだせいで当局に追われていて・・・という展開。

今回は珍しくダークな作風。過去編も現在のお話も暗くどんよりした空気が立ち込めています。病んでいる人や極悪人が複数人登場。

白人たちに妹を凌辱・なぶり殺され、自分もリンチされて仕事を奪われたロバートの父親が白人全体を恨んで白人の少年たちをリンチ・拷問・レイプ殺人し、それを子供のロバートに手伝わせようとする描写もあるので苦手な人は要注意。

現在のお話では脱サラして株で生計を立てていたエリオットが世界恐慌で大損して自暴自棄に。

そして、マフィアと当局に追われるロバートも絶体絶命のピンチに。

メリバっぽい終わり方になっているので好き嫌いが分かれそうな作品。救いがあるようでなかった(二人とも失ったものが大きい、受難が続く)ので、個人的には少し苦手な題材でした。



こたえてマイ・ドリフター






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