2023年3月30日/一迅社
名実ともに大柴家の家族になった勢多川だが、実家の借金問題は未解決のまま――
勢多川のためにもひと肌脱ぐことに決めた康介だったが、突如として勢多川宅に投げ込まれた袋のなかには、現金300万が入っていて――!?
単行本の構成
・表題作第72話～79話
・描き下ろし番外編「★福重家の1日★」2P
・あとがき2P
・カバー下おまけ漫画2P
・おまけペーパー「君には君のナイトメア」
・描き下ろし番外編「★福重家の1日★」2P
・あとがき2P
・カバー下おまけ漫画2P
・おまけペーパー「君には君のナイトメア」
13巻は久々に闇王子が降臨したり、支倉母が暴走して転校騒動が持ち上がったりとドラマチックに駆け抜けた一冊でしたが、トラブルの際に見せた健介の対応が頼もしく、ぐんと成長が感じられる構図になっていたのが特にグッとくるポイントで、大柴母最強説も意外性があって面白かったなぁｗ
続く14巻はそろそろ進路の話題に。
ゲーム関係の仕事に就きたい健介は大学か専門学校でプログラミングを学びたいと考えているようだけど、高校卒業後は支倉と同棲する気満々。底辺な成績のくせに、なんなら同じ大学に入ろうと安易に考えているようで・・・ｗ
頭脳明晰な支倉は国立の医学部志望。具体的な未来を描いてくれているのは嬉しいけど、さすがに一緒の大学は険しい道のりになってしまうかもとやんわりした口調で厳しい現実を知らせようとする支倉ｗ
同じ頃、大柴家での同居生活を終え、再び母と暮らし始めた勢多川くん。母の借金が300万円と知って途方に暮れていると、郵便受けに風呂敷に包まれた300万円とパックに入った卵焼きが入っていて・・・。
大柴母に執着する支倉母の差し金かと思ったら、そっちかぁ😅
お金と卵焼きを置いて行ったのは勢多川くんが子供の頃に出て行った父親（シリーズ未登場）。息子のことを気にかけ、以前から時々様子を見に来たりしていたようですが、勢多川くんはよく覚えていない様子。
母の勤務先のスナックのママが当時のことを覚えていて父が蒸発したときの状況が判明。ストーカー女から勢多川母子を守るために出て行った父。そのままストーカー女と再婚。
借金問題はその後無事解決。300万円の借金は康介さんの友人の司郎さんのところの闇金だと判明し、勢多川くんに同情した司郎さんがチャラに。
75話は修学旅行［沖縄に3泊4日］のエピソード。思いの外あっさりした描写（皆でワイワイ）で流れていき、すぐに帰宅。
同じ頃、大人組は夏生のお店で宝城夫妻の仲を取り持つ会を開催するも不発に終わり、帰宅後はすれ違いに突入したゆんげ×夏生のサイドストーリーへ。夏生の元セフレで今は友人枠の整体師・蓼科やオネエの常連たちも登場。
3日間（修学旅行で）離れていた康介さん×勢多川くんはラブイチャ💓
健介が買って来た泡盛で酔っぱらった康介さんの言動がいつも以上に珍妙でツボりましたｗ
最後は大柴母が貧血で倒れて康介さんが病院へ駆けつける親子愛エピソードから思わぬ展開に。
看護師をしているシゲ母が初登場し、大柴母が何やら隠し事をしている不穏な流れで、なんと妊娠発覚！
病気じゃないといいなと思っていたので、妊娠と分かってほっとしました。
大柴母16年ぶり3人目！
赤ちゃんの加入、楽しみ～😊
🍀描き下ろし
・番外編「★福重家の1日★」2P
夏休みになり、大柴家に入り浸っていた息子が帰ってきたら孝行息子に？！
大柴先生のお宅で教育していただいてと感謝する母。本当は皆のパパ・勢多川くんの影響なんだけど😊
・カバー下おまけ漫画2P
恒例のコスプレ：勢多川くんがバニーガールに。
・おまけペーパー「君には君のナイトメア」
・よく寝られる乳酸菌飲料「オクルトZEN」を飲んだ康介さん・勢多川くん・健介。それぞれ独創的な夢を見る3人ｗ
掲載誌：gateau （ガトー）
