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2025年1月26日日曜日

『イグナートの花嫁』第1巻ネタバレ感想【もりもより】


イグナートの花嫁
2024/12/06/シュークリーム

村のしきたりで〈竜の花嫁〉に選ばれた、 ひとりぼっちの少年・リタ。 古くから伝わる〈雪山の竜〉の存在は今となっては伝説に過ぎないが、村での役割を見つけられないリタは、それが口減らしであると悟りつつ 生贄になることを受け入れる。 吹雪のなかに一人取り残され凍えていたリタを救ったのは、 人の姿をした美しい竜・イグナートだった。凍てつく心を癒す、人外嫁入りファンタジーBL!


単行本の構成
・第1話~5話
・あとがき入り描き下ろし番外編5P
・カバー下おまけイラスト「リタの嫁入り道具」2P
・応援店&電子共通特典イラスト1P
・コミックシーモア限定おまけ漫画1P


かつて竜と人間が共存していた世界のお話で、古くからのしきたりで20年に1度捧げられる“竜の花嫁”に選ばれた少年・リタが主人公。

人間のせいで共存関係が崩れ、竜はいつしか人間の前に姿を現さなくなり、今となっては実在が疑われる伝説の存在に。そんな中、生贄になるために向かった雪山で遭難して意識を失ったリタを助けてくれたのは人の姿をした美しい竜・イグナートで・・・という展開。

家族を流行り病で失い、自分だけが生き残ったときに顔にできた鱗のような模様(そばかす)のせいで村人たちから気味悪がられて距離を置かれたリタ。そんなリタに初めて居場所をくれた人外紳士攻・イグナート。

前半は雪山での出会いと二人が心を通わせていく交流風景がセンチメンタルに描かれています。

イグナートも最後の竜として孤独な身。竜の数が減り、竜同士では子孫を残せなくなったのか、イグナートの母親は竜化した最初で最後の人間の花嫁。それ以前の生贄たちは竜化に失敗したり、交わりに耐え切れずに次々に命を落としてきたといい、子孫を残すためにこれ以上犠牲者を出さないように、この血は自分で終わらせると告げるイグナート。

帰る場所がなく、不安そうにするリタに花嫁としてではなく、同居人としてこれからも一緒にいたらいいとイグナートは言ってくれるものの、居場所を失うことを恐れるリタはイグナートに内緒で竜化したいと思うようになり、イグナートにもらった魔除けの鱗を煎じて飲み込み・・・。

数日間イグナートが看病し、命を取り留めるリタ。リタは普通の人間よりも逞しいようで、どうやら顔にできたソバカスのような竜の模様がそのことと関係しているみたいですね。子供の頃に生き残ったのもそれのおかげ?まだその辺は明らかになっていませんが、イグナートと過去に接点があったのか気になるところ。

後半はリタが密かにずっと想いを寄せていた年上のスパダリ幼馴染み(薬屋)のスヴェンが登場。市場にイグナートと買い物に行った時に遭遇し、恋心が再燃したリタは思わず逃げ出して・・・。

心をかき乱されるリタにそっと寄り添うイグナートがただただ優しくて(背中で語る男😊)王道好きにはたまらないキャラ。無自覚甘えん坊のリタと好相性。

直接的なラブシーンはまだありませんが、ハグ、添い寝シーンなどはラブに突入する直前の雰囲気を醸し出していて妙に色っぽかったです。

何といっても絵が美しくてウットリ😍

続きが待ち遠しいです。



まとめ
・人型になれる竜×生贄の少年
・寡黙な紳士×無自覚甘えん坊
・体格差
・世界観:せつない/シリアス/ほのぼの
・地雷要素(人によって):特になし
・ラブシーン:なし


🍀描き下ろし

・番外編5P

両視点で綴られる雪山での生活。リタの笑顔が癒し満点。


  ・コミックシーモア限定おまけ漫画1P
イグナートの背中が気持ちいいと顔をピタッとくっつけるリタ。甘えん坊なリタがキュート💓


イグナートの花嫁【単行本版(特典付き)】


アニメイトセット【描き下ろし20P小冊子付き】


イグナートの花嫁(単話)


掲載誌:from RED