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2025年2月9日日曜日

『裏切り者のラブソング』第2巻ネタバレ感想【外岡もったす】


裏切り者のラブソング 2
2024年5月10日/リブレ

最愛の幼馴染・ダンテとの別れから1年――。 ガルディノファミリーの新たなボスとして街を守るジーノだったが、 因縁の敵・トスカニーニファミリーが侵略をしかけてくる。 八方塞がりの中、敵組織の幹部として現れたのは、 まるで別人のようなダンテで……!? マフィア達の命懸けの恋、夜が明ける第2巻!


単行本の構成
・第6話~10話
・雑誌掲載番外編「2.5話 カポ・ジーノの挑戦」24P
・イラスト入りあとがき1P
・ドラマCDアフレコレポート3P
・カバー下おまけ「裏ラブIFバナシ!!【もし両ファミリーの仲が良かったら…?】」1P
・カバー下おまけ「裏ラブ裏バナシ!!」1P
・電子限定おまけ漫画1P


シリアス&ハイテンションなマフィアBL。

出自詐称が組織にバレて苦しい立場に立たされるジーノ。ダンテのおかげでピンチを乗り切り、無事に新ボスに就任した矢先にダンテが裏切り者だったことが読者に明かされ(ジーノたちはまだ知らない)、テロ現場で先代ボスとダンテと思われる遺体が見つかり・・・というところで1巻は終わっていましたが、2巻はそれから1年後のお話。

面倒見の良かったダンテの遺志を受け継ぎ、貧者の救済や仕事の斡旋を積極的に進めるジーノ。そんな中、トスカニーニの新ボスが乗り込んできて・・・。

新ボスだけでなく、なんと敵の息子としてダンテがジーノたちの前に姿を現し・・・という展開。

ダンテの父・ルーカは妻(アメリア家出身)を殺された私怨からガルディノファミリーの壊滅とアメリア家の根絶を目論む男。

つまり、ダンテは両方にルーツを持つ人物であることが判明。ガルディノファミリーの先代ボスの甥であり、1年前に就任したばかりのトスカニーニのボス(先代ボスの末息子)・ルーカの息子でもある二重スパイ設定。

衝撃を受けるジーノにさらなる追い打ちをかけるダンテ。父を討ち取る数少ないチャンスを待っているからとはいえ、目の前でジーノを凌辱するように命じた父に言われるままに嬲るようにジーノを犯し・・・。

レイプ描写が苦手な人は要注意。側近のニコロもいる前で辱めを受けながらも気丈に振舞うジーノが痛々しかったなぁ😔

だけどその後の展開はするすると好転。謎の密告アジア人、ダンテと共闘するお見合い相手が出てきたりと、二人にとって急速に有利な状況になっていくので肩透かし感が拭えず...。

ダンテの言動にもモヤモヤが増幅。ジーノの安全が確保できるまで自制すべきところを抑えきれずに暴走。話し合いのためにダンテを呼び出したジーノを再び酷い言葉を浴びせながらレイプしようとする始末。露悪的になる必要なんてもうないのに...。

当て馬になったニコロに嫉妬して鬼畜化したようにしか見えなかったなぁ。

それでもダンテの中身は変わっていないと信じて奪還を目出すジーノ。

ガルディノの先代ボスも生きていたことが分かり、ダンテとジーノが先代ボスと仲間を引き連れてルーカのもとに決着をつけに向かったところで次巻へ。

ガルディノの先代ボス(ダンテの伯父)はずっとぬいぐるみを代役にしていたので、これが初顔出し。カバー下の裏設定によると、あのぬいぐるみは裁縫が得意だった妹が作ったものなんですね。

話しぶりから実妹を殺したとは到底思えず、ルーカが早とちりして誤解しているだけなんだろうなぁと推測。

番外編は幹部時代のラブイチャ。電子おまけも同じ頃のほっこりエピソードを収録。


裏切り者のラブソング 2



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裏切り者のラブソング2(出演:増田俊樹、佐藤拓也)


掲載誌:ビーボーイゴールド