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2025年6月5日木曜日

『ペディグリー』第1巻ネタバレ感想【丹下道】


ペディグリー 1
2022/03/07/芳文社

人と蛇の血統につらなる名家の美形御曹司・遠呂智朱允は、 血筋を残すべく交配のための同居――ペアリングをすることになった。 その相手はアムールトラの血統を継ぐ元許婚・虎斧摩宗。 幼少時に一度ペアリングをした2人だが、摩宗から突然婚約解消されて破談になった過去があった。 傲慢年下起業家×実はウブな妖艶美形
高貴な血統の人外ヒエラルキーBL開幕!

単行本の構成
表題作全5話
+描き下ろし後日談26P
+カバー下おまけ漫画2P

寿たらこさんの壮大な半獣人ファンタジーBL『SEX PISTOLS』を彷彿とさせる設定ですが、ストーリーはそこまで練り込まれておらず(社会階級の説明なし)、最近流行りのオメガバを踏襲している世界観。

カップリングも「恋イン」に出てきそうなハイソ同士の隠れ溺愛攻×隠れピュア美人受のケンカップル。

幼少期に一度ペアリングをして両想いだったにも関わらず、本人たちには知らされないまま、親同士の話し合いで婚約を解消した半獣人同士の両片想い再会モノ。

美形同士の体格差CP。巨大なアムール虎の摩宗×スリムなモデル体型の蛇の朱允。

お互いに相手から一方的にペアリングを解消されたと思っているせいで、なかなか素直になれずに意地の張り合いに発展し、拗らせ全開で挑発しあう二人のモダモダなすれ違いがもどかしくも微笑ましく描かれています。

二人とも意地っ張りだけど根が素直で憎めない不器用さが言動から滲み出ていたので、じれったさがありつつも可愛いケンカップルという印象で好感が持てました。

このCPは1巻で完結。次巻は別CPのお話との告知があったので恋インのようにシリーズ化するのかも。

エッチ完遂はクライマックスでようやく実現。描き下ろしが26Pもあり、クライマックスの延長でエロエロでした。


🍀描き下ろし

・後日談「摩宗と朱允の、二回目」26P
二回目エッチに密着。


・カバー下おまけ漫画「朱允の視線が下にいかなくてよかった」1P
摩宗視点での2話の補足エピソード。


・カバー下おまけ漫画「下着の余波」1P
朱允視点での3話の補足エピソード。意地っ張りな二人のせいで思わぬ余波を受ける執事(卯常)😆



ペディグリー 1巻



アニメイト特典付き電子版単行本


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ペディグリー1


掲載誌:花音