
続 踊る阿呆と腐れ外道 【短編】第壱話【前編】
6月14日まで無料
隠居した環と幼馴染み・結城子爵のお話の続き。
関東大震災直後のエピソード。軽井沢にいた環と伊月と芳野は無事だったが、東京在住の結城の安否は依然として不明のまま。
軽井沢に残って被災した近隣住民のために尽力する環のもとに伊月に頼まれた芳野が迎えに来て・・・。
最初は東京に戻ることを拒否していた環だけど、やはり結城のことが気がかりで居ても立っても居られなくなったようで、列車に飛び乗り東京へ。
東京に到着してすぐに伊月と合流。焼け残った屋敷に環を連れて行く伊月と芳野。一人になると結城と結城の家族の無事をひたすら祈り続ける環。
早朝、庭で何者かが叫ぶ声が聞こえ、目を覚ました環が窓から確認すると、芳野が若い男と揉み合っていて・・・。
環の知り合いだったようで外に出て芳野を止めに入る環。その子の案内で野戦病院へ急行。
そこで無事を祈っていた結城の妻と幼い息子と初対面を果たす環。気品があって優しい奥さん。自分なんかがこの人の目に映っていいはずがないと消え入りたい気持ちになりながらも、結城の無事をなんとか確かめようとする環。
先ほどの男の子がやってきて結城が無事だと分かり・・・。
結城は怪我を負って眠っているが命に別条はないとのこと。ほっとしてその場に座り込む環。夫をそれほど心配してくれる友人がいるありがたさに涙ぐむ奥さん。
奥さんが抱っこしている息子は2、3歳で名前は丞(すすむ)。
結城に会わずに去って行こうとする環だけど、奥さんに引き留められ、病室へ。同席せずに病棟前で別れる奥さん。
ついに再会する二人。頭部と右目を負傷したものの、意識ははっきりとしている結城。結城の胸に顔を埋め、奥さんの前では吐き出せなかった激情をぶつける環。泣きじゃくる環を引き寄せ、キスする結城。
結城の奥さんが良い人だから余計にこの関係が辛いなぁ。そして、奥さんも薄幸キャラっぽい...。
奥さんにも二人にも幸せになってほしいけど、どういう未来が待っているんだろう。

続 踊る阿呆と腐れ外道 【短編】第壱話【前編】
6月14日まで無料

続 踊る阿呆と腐れ外道 【短編】(単話)
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踊る阿呆と腐れ外道(下)【電子限定描き下ろし漫画付き】

踊る阿呆と腐れ外道(単話)
つづきはこちら(第3話) 
