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2025年6月3日火曜日

『高嶺の花は、乱されたい』第1巻~3巻 ネタバレ感想【左京亜也】


高嶺の花は、乱されたい
Dear+コミックス
出版社:2022年4月1日・2023年3月1日・2023年3月1日/新書館

超奥手のオメガ・ハナは、想いを寄せていた連雀の前で初ヒートを起こし、今では連雀と番となって同棲生活をおくっていた。甘い新婚状態……と思いきや、実家の両親とハナの微妙な関係が……!? 
左京亜也が描く、極上ドアルファ×奥手オメガの花に嵐のオメガバース、続篇登場!

単行本の構成
1巻:
表題作第1話~5話
+雑誌掲載番外編「高嶺のパンツが、気に入らない」4P
+描き下ろし番外編「高嶺のパンツが、乱された」2P
+電子限定おまけ漫画1P

2巻:
第6話~11話
雑誌掲載番外編「高嶺の花は、夜ひらく」8P
描き下ろし番外編「続・高嶺の花は、夜ひらく」

3巻:
第12話~17話
雑誌掲載番外編「高嶺の花は、湯に入りて湯に入らざれ」8P
描き下ろし番外編「高嶺の花は、二度寝しない」8P





1巻:

高嶺の花は、散らされたい』の続編=恋人編スタート。スパダリ全開の連雀と連雀のことが大好きなハナのその後。

連雀のスパダリ具合に一段と磨きがかかり、色気と愛情が増し増し。かつての傲慢さが完全に消え去って、スパダリオーラ全開の溺愛攻と化した連雀にニヤニヤ。まさしく“極上ドアルファ”攻!

左京さんの攻はスパダリでもちょっと残念なところがあるキャラが多い傾向にありますが、連雀は一味違いますね。デレてもひたすらスパダリで全く崩れません。凄まじいカリスマオーラの持ち主😆

同棲を始めてラブラブ絶好調な二人ですが、続編ではそんな二人に水を差すハナ母が登場。Ωを産んだことを恥と捉え、ハナに対して言動の端々にトゲがある毒親。前後して連雀の妹(Ω)も登場しますが、こちらも訳ありな様子。

続編では結婚(番)・家族問題がメインになってくるようですが、1巻はその前振りとして波乱を予感させるところまで。

再会したハナの母親が連雀との結婚に反対したり、ハナに他のαとのお見合いを強引にすすめようとしたりするなど、後半になって嫌がらせを活発化させていく不穏な展開。

家族とのことは触れられたくないトラウマなのか、連雀に心配をかけたくないのか、実母からの嫌がらせを連雀に相談できずに一人でモヤモヤを溜め込んで気落ちしているハナの姿がなんとももどかしかったけど、実家訪問を境に様子がおかしくなったハナの不安定さに連雀が逸早く気づいて動いたところはさすがスパダリですね😊

ハナが相談しやすいように繰り返し声をかけたり、ハグしてキスして優しく寄り添う連雀のストレートな愛情表現にグッときました。

ハナに接近を試みる連雀妹の目的も気になるところ。2巻はスカッとする展開を期待したいです。

番外編(雑誌掲載・単行本描き下ろし・電子おまけ)は恒例となりつつあるハナの連雀パンツ収集ネタ3連発w


2巻:

実家訪問を境に様子がおかしくなったハナ。連雀に心配をかけたくないからなのか、実母からの嫌がらせを連雀に相談できずに一人でモヤモヤを溜め込んでいるうちに毒母による妨害活動が活発化。そうこうするうちに連雀が海外出張に出かけ、その隙に新キャラが当て馬として急接近してきて・・・。

うーん、2巻もモヤモヤ続行中。ハナ母がしつこい上に、お見合い相手が意外なところでハナとつながっていたりと、もどかしい展開が続いています。

連雀がイギリス出張に行っている隙にハナ母が強引にお見合いを強行。お見合い相手は曲者の匂いがプンプンするハーフの美中年α・鷹司ジョエル。 母に騙されて店に呼び出されたハナはお見合いと知らずに来てしまってすみませんとジョエルに謝罪してすぐに立ち去ったものの、翌日ジョエルと思わぬ形で再会することになり・・・という展開。

単なる偶然なのか、ハナ母の仕業なのか不明だけど、母が引き合わせたジョエルがスタニャの幹部として登場。ハナが社員登用制度の研修で本社直営店勤務になったことから、上司と部下として度々顔を合わせることに。

モブにしてはキラキラした美中年だけど、Ωへの偏見が強くモラハラ気質で嫌な男だなぁと思っていたら、研修中にハナがヒートを起こしたことで事態が急変。嫌味を言いながらハナを担いで隔離させたジョエルが手荒くハナを介抱(裸にして手を使ってヒートの熱を慰めて)という流れであっという間に当て馬化。

店長からハナがヒートを起こしたとの連絡を受けた連雀が海外出張先から最速で帰国したのにこの有様。

その後、ジョエルが連雀と顔を合わせ、二人の間に起こったことを挑発するように嫌味たらしく報告し、見合いの件も慰められた件も連雀の知るところに。当然ショックを受ける連雀だけど、怒りを抑えてハナにある提案をしたところで次巻に持ち越し。

ハナ母だけでも鬱陶しいのに、さらにネチネチした当て馬まで登場。渦中のハナはメソメソするだけで何一つ解決に至らず、どんどん状況が悪化していくという悪循環。

ハナがちゃんと相談していたら防げていたことに思えますが、そもそもハナが連雀に相談できないのはまだ正式に番になっていないのも大きいのかなと。蒼葉の件でうなじを噛んだものの、嚙む位置をわざとずらしたことで番として成立しておらず、虫よけのマーキングをしただけでしたよね。

ハナを溺愛し、あんなに盛大にプロポーズまでしておいて番になる行為は頑なに拒否するというのも変。そろそろこの構図で引っ張るのも限界だと思うのですが・・・。

ドロドロしたシリアスな展開が続いているので、合間に挿入されるイチャエロを素直に楽しめないのが悲しいところ。次巻こそはスッキリ解決してほしいです。ネガティブ思考に陥っているハナが精神的に成長してくれることに期待しつつ、連雀のスパダリぶりももっと堪能させてもらえたら嬉しいです。

番外編は仕事終わりにスタニャまで迎えに来た連雀との公園デート😊


3巻:

双方の家族・ハナの仕事のこと・当て馬候補急浮上など、次から次へと問題が浮上し、モヤモヤと甘さが交互に押し寄せる怒涛の展開が続いていましたが、ようやく安心できるところまでたどり着いた二人にほっこり。

ハナが連雀にうなじを噛んでほしいとお願いするシーンが何度も出てきたので、てっきり二人はまだ正式に番になっていないのかと思っていたら、ちゃんと番が成立していたんですね。 もうとっくに番になっているのに、不安になる度にもう一度噛んでほしいとハナが繰り返しお願いしていたということのようですね。

それを言われる度に連雀がイラっとしていたのは、番として信用されていないように感じたから。そういうことか~。

毒母との再会を境に不安が増幅し、ネガティブ思考に陥るハナを忍耐強く支える連雀。その後は連雀の優しい気遣いが功を奏し、徐々に良い雰囲気に。大好きな人から愛情を注がれ、少しずつ精神が安定してきたハナが思わずプロポーズの言葉を漏らして・・・。

今まで胸に溜め込んできた不安を打ち明け、連雀への態度を謝罪し、結婚してほしいと真摯に告げるハナ。連雀からも素敵な言葉が飛び出し・・・。

続く沖縄出張では甘いラブシーンがたっぷり💓

そんな中、ラスボス(ハナ母)登場。

相変わらず不愉快な発言を連発する毒母にイライラ。ハナをコントロールするほどの影響力なんてもはや残っていないのに何が何でも我が子を支配していびりたくて仕方がない様子。つくづく痛い人だったなぁ...。今回も連雀が颯爽と駆けつけてスパダリぶりを見せつけてくれたので少しスッキリできたけど、どうみても親子間の修復は無理そうだから、もうこれが最後の登場にしてほしい😓

そして、スピンオフへの布石かもしれない気になるやりとりも。スタニャに来ていた蒼葉に話しかけるジョエル→ジョエルからの誘いで二人で寿司屋に!?

この二人はα同士だけど恋愛フラグが立ったということなのかな。次のスピンオフ連載として用意されているのか、あるいはこのままサイドストーリーとして始まるのか気になるところ。単に友達として仲良くなるケースもあるけど、わざわざ脇役二人のやりとりにページを割いているということは当て馬・蒼葉の救済ストーリーが始まる可能性が高そうですね。

そして、最後になんとハナがおめでた! 

単行本は病院で妊娠を告げられた二人がシリアス顔でびっくりしているところで終わっていますが、雑誌はそこから数話分進んでいます。

4巻は子育て編になりそうですね。続きが楽しみ😊

雑誌掲載番外編「高嶺の花は、湯に入りて湯に入らざれ」のレビューはこちら

🍀描き下ろし

・番外編「高嶺の花は、二度寝しない」8P
沖縄に滞在していたときのエピソード。ホテルでのラブイチャ💓



高嶺の花は、乱されたい(1)


高嶺の花は、乱されたい(2)【電子限定おまけ付き】


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高嶺の花は、乱されたい(3)【電子限定おまけ付き】






掲載誌:ディアプラス




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