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2025年10月13日月曜日

『MILK TEA』ネタバレ感想【熊猫】


MILK TEA
2019/09/02/ 大洋図書

第一印象は最悪。 叔父の親友で叔母の幼馴染・岸辺成幸は、 いつもヘラヘラして適当なことばっかり言うイヤな奴。 大学進学で叔父の家に居候することになった保は、 会うたびにひどくなっていく成幸のちょっかいにうんざりだ。 だけど、ときどき見せる大人でカッコいい姿に、 ときめいたりもする。 ある日、成幸の家でお泊りすることになった保は、 ふたりきりのベッドで欲情してしまい!? 目を覚ました成幸は保にキスして×××してきて──?!


単行本の構成
・表題作全5話
・描き下ろし後日談10P
・あとがきイラスト&解説1P


子持ちBLかと思ったら、受の可愛い甥っ子が脇で活躍する年の差BLでした。

叔父夫婦の親友の成幸×大学進学を機に叔父夫婦の家に居候することになった保のお話。

ピュア受と甥っ子は文句なしに可愛かったものの、恋愛描写が唐突な印象を受けました。一回り以上年上の攻の言動が思いのほか軽かったので余計にそう感じられたのかも。

受の叔父と親友で尚且つ叔母と幼馴染みの間柄である攻が、彼らの甥で未成年の受と関係を持つことに驚くほど葛藤がなかったので、大人としてどうなんだろうとモヤモヤ。

熊猫さんの作品の中で唯一しっくりこなかった『愛は金なり』のちょいワルおやじと同系統の匂い。ピュア受が一回り以上離れた大人の男性とくっつくなら、もう少し分別のあるスパダリキャラの方が合う気がしたなぁ。

保(受)が中学生のときに初めて顔を合わせた二人。それ以来、ちょっかいをかけてくる成幸に対して苦手意識を持っているのに彼の一挙手一投足が気になる保。顔を合わせる度に成幸にからかわれて過剰反応していると、好きな気持ちが駄々洩れ(成幸のことを熱のこもった目で見つめたり、赤面したり)だと本人に指摘されて・・・。

前半はノンケの保が同級生の女の子と仲良くなってドキドキする姿なども描かれていて、普通に女の子が好きなように見えたのですが、後半になって急にどんでん返し的に成幸のことをずっと好きだったという設定に軌道修正されていたので、好きになる過程が省略気味で強引な印象を受けました。

成幸側の気持ちの変化も分かりにくかったです。好きだった親友への想いに蓋をして彼の甥を好きになるという複雑な設定のわりに、その葛藤や本気度がいまいち伝わってこなかったんですよね。好きな人の甥としてではなく、保が中学生のときから彼のことを愛しい存在としてずっと想っていたという設定があまり機能していない感じがしました。どちらかというと、ウブな子を丸め込んだ悪い大人のイメージ。

個人的好みからいえば、年の差CPならエロ先行よりも人情路線をベースに、どんでん返しよりもじっくり展開で描いてほしかったです。



MILK TEA


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