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2026年4月5日日曜日

『たんたんとタント』ネタバレ感想【きはら記子】


2021年2月10日/リイド社

田舎に住む高校生・幸太郎(コタ)と瞬平は、兄弟や家族のように一緒にご飯を食べたり、お互いの家に泊まったりする幼馴染。 田舎で今まで通り過ごせることが当たり前だと思っていたコタ。 だけど瞬平は、コタに言えない一人だけの秘密を抱えていて――


単行本の構成
・表題作全6話
・描き下ろし後日談4P
・あとがきイラスト1P


のどかな田園風景が広がる田舎町を舞台にした幼馴染みの高校生同士のお話。攻の長年の片想いが報われるまでの二人のやりとりを優しく繊細なタッチで綴った青春BL。

不愛想だけど優しくて一途な攻×人懐っこくて集落の大人たちから可愛がられている愛嬌たっぷりな受。

忙しい両親に代わって幼い頃から受宅で面倒を見てもらってきた攻と兄弟のように育った受。家族のようで家族ではなく、また友人というにはあまりに親しい幼なじみ同士。

一緒にいるのが当たり前で、誰にも言えないエッチな秘密(触りっこ)まで共有しているけれど、”好き”な気持ちにズレがあって微妙にすれ違う二人のもどかしくも微笑ましい恋模様。

攻の告白、進路のこと、次第に見えてくる受の気持ち、それぞれが抱える思いと移り行く日々が瑞々しく描かれていて引き込まれました。

幼い頃から受一筋の攻の一途さはもちろん、一緒にいるのが当たり前すぎて恋を自覚できていなかった受が無意識に攻に発する好き好き言動も可愛かったです。

攻の長年の片想いとはいっても、ほのぼのとした両片想いの雰囲気に近いので胸がギュッと締め付けられるような切なさはないものの、二人の絆や小さな田舎町を舞台にしたノスタルジックで優しい世界観に魅せられました。


🍀描き下ろし

・描き下ろし後日談4P
大学生になった二人のその後。田舎を出て同棲を始めた二人がGWに一緒に帰省するエピソード。取り壊されることになった思い出の空き家を二人で片付けながらイチャイチャ。


たんたんとタント【単行本版】


たんたんとタント 2巻


たんたんとタント(単話)


掲載誌:mimosa