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2019年3月4日月曜日

『コヨーテ』第1巻ネタバレ感想【座裏屋蘭丸】


コヨーテ
2016/12/22/フロンティアワークス

人狼のコヨーテは、会う度に口説いてくるピアニスト・マレーネと深く関わることを避けてきたが、コヨーテに発情期がきて…!?


単行本の構成
・表題作第1話~4話
・描きおろし番外編「sweet days」7P


人狼であることを隠して生きる人外受と、人狼と敵対するマフィアの跡取りである人間攻がお互いの素性を知らないまま惹かれ合うドラマチックなロミジュリBL。

美麗な絵が幻想的なムードを醸し出す魅惑のファンタジー作品✨

人狼たちの見た目がどちらかというと吸血鬼に近いのは座裏屋さんの好みなのかな。コヨーテは発情期になると牙と爪が伸びるようですが、人狼のチャームポイントともいえるシッポや耳が出てくる描写がないのはモフモフ好きとしては少し残念かも。

種族の壁や抗争といった緊張感あふれる対立構造の中で、禁断の愛がひそかに育まれていくドラマチックなストーリーにぐいぐい引き込まれました。

政府の意向で70年前に人狼は絶滅したと公式に発表されたが、北方では人狼の存在を知る世代が残っており、「人狼狩り」が未だ横行。種の保存のために人狼たちは地下組織を結成し、人に紛れて生きることを余儀なくされている状況。

バーでピアニストと客として出会うマレーネとコヨーテ。演奏を早めに切り上げ、コヨーテを口説くピアニストのマレーネ。まんざらでもなさそうなコヨーテがツンデレながら応じていると体に異変が。

口元から牙がのぞき、指先の爪も尖っていくのを肌で感じて動揺するコヨーテ。お店を飛び出したコヨーテを追いかけてきたマレーネに変化を見られて人狼であることがバレてしまい・・・。

コヨーテが人狼だったことに驚きながらも嫌悪の色はなく、ただ心配そうにコヨーテに寄り添うマレーネ。発情期ではないかとマレーネに指摘され、ギョッとするコヨーテ。どうやらまだ経験したことがなかったみたいで、恋をするのもこれが初めてなのかな😊

マレーネに誘われ、娼館でミステリアスなプロ女性(両性具有?)と3P→マレーネ宅で1週間過ごし・・・。

発情期が終わった7日目の朝、マレーネが目を覚ますとコヨーテの姿は既になく、秘書に呼ばれるマレーネ。

マレーネが人狼と敵対するガーランドの跡取り・ヨシュであることが読者に明かされたところで次回へ。

1巻はまだ序盤という印象で、不安を煽りながらも絶妙に気になるところで終わってます。今後の展開に期待!

🍀描きおろし

・番外編「sweet days -scene:3-マレーネ宅での一週間」7P
ラブシーンがたっぷり💓


コヨーテ I


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掲載誌:ダリア