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2021年4月25日日曜日

『私立帝城学園-四逸-』第3巻ネタバレ感想【夏下冬】


私立帝城学園-四逸- 3
2021/04/24/ふゅーじょんぷろだくと

子供の頃から那治(なち)を追い掛けてきた春太(はるたか)。 しかし自分が抱えてきた想いは恋ではなく、憧れだったと気が付く。 エリートのα達が集う帝城学園に入学したことも、 那治のようになりたいという想いからだった。 春太はようやく自分らしく在ることに目を向ける。 そんな春太を見守ってきた四逸(しいつ)のメンバー、葵木(あおき)。 彼は成長した春太へ とある提案をする。


単行本の構成
・第11話~14話
・描きおろし番外編4P


続きをとっても楽しみにしていたのですが、ページ数の少なさにがっくり。2巻までは240ページ前後あったのに、3巻は148ページ。オメガバ特有の解説ページがついてるので実質130ページ。それで770円は高くないかな…。今までは本編5話+番外編の構成だったのに3巻は4話しか収録されていませんでした。

物語はいよいよ本題に。蓮宮の問いかけによって那治への想いが恋ではなく憧れだったことに気づく春太。2巻では春太が自分の気持ちを那治に吐露する場面から初ヒートを迎え、那治に押し倒されたところで終わっていましたが、一連のやりとりがなんとも痛々しかったなぁ。

今なら那治と別れたことをちゃんと受け入れられると思うと春太に言われたときの那治の表情にズキン。本当は分かっていたんだと吐露する那治。春太が自分に向ける気持ちは自分とは違うと。

それでも僕は春太が好きだよと那治から告げられた瞬間、初ヒートを迎える春太。3巻はその続きから。

今回は本編全体を通して葵木先輩が攻ポジに限りなく近づいた印象を受けました。那治推しにとっては複雑な気持ちにさせられる展開といえそう。

春太から嫌だ!と突き飛ばされ、ハッと我に返る那治。理性が飛んでしまいそうになるのをなんとかこらえて春太に抑制剤を打ち、呼び止める春太の方を振り返り、「ごめんね。好きだよ」と悲しい笑顔を浮かべて去って行き・・・。

この後の展開はそう来たかという感じでした。那治が即退場してしまったのが悲しい😣

期間未定で外国に行ってしまうんですよね。黙って行こうとした那治を空港まで見送りに行く春太。間に合いそうもない遠い場所にいた春太のもとに葵木先輩がバイクで駆け付け、ヘリで空港まで送ってくれるスパダリっぷりは文句なくかっこよかったのですが、那治のことを思うと複雑な気持ちに。

那治が攻になる可能性が限りなくゼロに近づいた感じがしてしまって🥺

空港で那治に今までの感謝と葵木先輩のもとで〝拓一生〟になる事を決めたことを告げる春太。

その後は学校が休暇中ということで葵木先輩の実家の豪邸で拓一生の訓練を受ける春太の様子が描かれていきます。この訓練は好き嫌いが分かれそうな内容かも。恋するインテリジェンスの色任務に通じるものがあります。

うーん、3巻から受けた印象としては恋インの方向に進んでいないよねとw

予想してた流れとは違う方に行きはじめた気がして、ちょっと困惑。春太がΩ初の四逸入りを果たすサクセスストーリーはもちろん期待しているところなのですが、訓練でエロエロする展開は嫌だなぁ。

那治が蚊帳の外に置かれたまま、これから葵木先輩と春太の間でそういうエロい特訓が行われながら番になっていくという流れなのかな。

葵木先輩が春太に意思確認をしている途中で邪魔(蓮宮)が入って次巻へ。

葵木先輩も那治も既に存在感としては攻なんですよね。だから春太がどちらを選んだとしても、選ばれなかった方に同情してしまうのかも。それでも成り行きを見守りたくなる作品。傷心の那治が蓮宮先輩とくっつくのだけは見たくないなぁ。


🍀描き下ろし

・番外編「葵木邸 成沢劇場入り前夜」4P
本編の補足エピソード。四逸のメンバー・蓮宮先輩の策略で成沢劇場での怪しげなパーティに参加させられることになった春太。いつも助けてもらってばかりの葵木先輩の役に立ちたい一心の春太だけど、前日は緊張してなかなか寝付けないでいる様子。そんな春太に葵木先輩がツボ押しマッサージをしてくれる。二人のことをそっと見守る爺やにほっこり。


私立帝城学園-四逸-(3)



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