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2024年6月24日月曜日

『5人の王』第8巻ネタバレ感想【絵歩(原作: 恵庭)】

5人の王 8【電子限定描き下ろし漫画付き】
5人の王 8【電子限定描き下ろし漫画付き】
レーベル:ダリアコミックス
2023年12月22日/フロンティアワークス

失った神の力を取り戻すため青の王に抱かれるセージ。 最後になると分かっていても、想いを寄せる人との時間に幸せを感じていた。 再び力を得たセージは『過去』へ。しかしヒソクを救うことができず、その無力さから戻った『現在』で神の力を暴走させてしまう。セージが知ったヒソクの秘密と本当の願いとは――。


単行本の構成
・第39話~44話
・あとがき


妹のヒソクを死なせないために一刻も早く過去に戻りたいと思いながらも(手指を欠損したせいで?)王が持つ不思議な力を失いつつあるセージは、青の王に抱かれることで王の力を取り戻そうとして・・・。

前巻のやりとりからお互いの気持ちは相手に届いているものと思っていたら、そんなスムーズに行かないのがこのシリーズ。

自分との未来よりも妹のために犠牲になる道を選ぶセージにやるせない気持ちを抱きつつも何とか平静を装う青の王。そんな青の王の態度にからかわれているだけかも知れないと半信半疑になるセージ。

 これが自分にとって最後の夜だと悲壮な覚悟を持ってアージェントに抱かれるセージ。それを感じ取るアージェントの複雑な心模様。抱かれながら感極まって好きだと告げるセージと、愛のささやきと皮肉たっぷりな言葉責めが入り混じるアージェント。

狙い通りに力を取り戻したセージは過去へ飛ぼうとヒソクが憑依したソーサラーのもとに行くが、セージの計画を知ったヒソクから自分は不治の病(術師が罹る病い)でどうやっても早死にする運命は変えられないと告げられて・・・。

 ショックのあまりに“神の力”が制御不能になって大暴れするヒソク。闇落ち寸前でアージェントが駆けつけ、ヒソクを落ちつかせることに成功。ヒソクは力が暴走した際に欠損した手指が元に戻ったものの、右腕全体が二度と動かせなくなるダメージを負うことに。

言い方は淡々としているけど、あれこれ世話を焼くアージェントと、以前と変わらず寄り添ってくれる侍従・ガゾンのおかげで立ち直っていくヒソク。病身のソーサラーはヒソクが看取ることに。

 二人を取り巻く環境は依然としてシリアスながら、ようやくアージェントとセージのやりとりに甘さが出てきて後半はほのぼのモードに。かと思ったら、最後にまたきな臭い動きが。

ソーサラーが亡くなって1年後、シェブロンと隣国の関係が悪化。北部が隣国の反乱分子によって越境攻撃を受け始めた直後にグリニッジが脱獄。

別方面でも気になる情報が。アージェントの側近・シアンが西方からの帰りに瀕死のセージを助けた際にエールに関する記憶が蘇ったことが判明。シアンを信用しているアージェントは王の禁忌の真相を共有することに。シアンに続いて記憶が消されたはずのパーピュアまでもエールのことを思い出したようで...。

封印が解け始めた直接的な原因は不明だけど、セージが過去だけでなく現在でも王たちと関わるようになったことが影響している模様。パーピュアに関してはセージが再び記憶を消去。他にもあの夜に王宮にいなかった近衛兵の中にはエールを覚えている人がいることをセージに告げるアージェント。

このことが今後物語にどう影響するのか、逃亡したグリニッジの件も含め、再び惨劇が生まれないといいなぁ。



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掲載誌:ダリア


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