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2025年4月6日日曜日

『后宮のオメガ 雪花の章』続編第1~3話ネタバレ感想【露久ふみ】(シェリプラス 2024年7月号・9月号・11月号)


掲載誌:シェリプラス

エキゾチックな後宮オメガバースの続編登場。

ハヌ国の少年王→硬派なハーリド×凛とした年上美人受・イリヤのお話。





1話

寝起きベッドシーンから始まる巻頭カラー✨

目を覚ました途端、イリヤを情熱的に求めるハーリド(イリヤのうなじをチュッチュ)。今日は一緒に街の視察に行くんだろうとやんわりイリヤから止められ、しょんぼり顔に😆

普段は硬派なハーリドがイリヤだけに見せるワンコ顔に弱いイリヤ。仕方のない王様だと言いながら朝からラブラブして・・・💓

ハーリドがクズ兄から国を取り戻して1年経過。政情が安定し、民に敬愛されている二人。

そんな中、ロメリダールからイリヤ宛に父が倒れたとの報せが届き・・・。

ハヌ国に嫁いだ自分にはもう関係ないことだから、今後はもう自分に渡さなくいいと侍女スゥヤに告げるイリヤ。

スゥヤから事情を聞いたハーリドはイリヤが里帰りできるように急ぎ手配するとイリヤに告げるが、自分には父などいないと反発するイリヤ。オメガというだけで不当な扱いを受けてきたイリヤにとって祖国は帰りたい場所ではないようですね。

父親が生きているうちにどういう人なのかを知り、自分の気持ちをきちんと伝えた方がいいとアドバイスするハーリド。自分にはそれができなかったからと。

ハーリドに背中を押されたイリヤはロメリダールに里帰りすることに。イリヤの希望で随行するのは少数の護衛と侍女スゥヤだけ。

ロメリダールに到着するイリヤたち。イリヤの兄にあたる第一王子のソーン夫妻が慇懃に出迎えるものの、ソーン夫妻が去り、かわりに侍女が案内したのは暖炉の火がついていない冷え切った殺風景な部屋...。

同盟国である豊かな大国に嫁いでもオメガであるイリヤへの差別心は根強く、あからさまな塩対応を見せる侍女たち。ソーン夫妻の息子・ヒューイ(10歳前後)も突っ立たまま挨拶もせず、フンと失礼な態度。

何年経っても変わってないようですね、イリヤの祖国は😣

スゥヤがいてくれるのは頼もしいけど、ここは別のギャフン要素に期待したいところ。


2話

病床の父を見舞うイリヤ。侍女たちが退席して二人きりになり、少し痩せた父の寝顔を見つめていると、目を覚ました父が何しに来たと冷たく言い放ち・・・。

お前はもうロメリダールの者ではないのだから早々に国に帰れと冷淡な態度を取る父。別に来たくて来たわけではない、義理は果たしたから帰ると告げて出ていくイリヤ。

すると廊下で兄ソーンの息子・ヒューイと遭遇して・・・。

祖父の見舞いに一人でやって来たようで、イリヤが見舞いに来たのかと問うとツーンとそっぽを向いて無視。イリヤが首根っこを掴むと、Ωとは口をきかないと怒鳴り、父上に言いつけてやると悪態をつくヒューイ。

イリヤが嫌味をいうと、ぽろぽろとヒューイが泣き出して・・・。

部屋でヒューイと話をするイリヤ。ヒューイはソーンから何も聞かされておらず、イリヤが叔父であることさえ知らなかったことが判明。話してみると思ったよりも素直な子で、孤独だった幼い頃の自分と重ねるイリヤ。

そこにソーンが現れ、事態が急変。

出国禁止を言い渡し、イリヤを監禁するソーン。国王が倒れたことが周辺諸国に漏れたことに危機感を募らせたソーンは、ハヌ国に離縁状を出してイリヤを領土争いをしている隣国に嫁がせると言い出し・・・。

どうやら報せも最初から仕組まれたものだったみたいですね。おそらくソーンの独断。

またしばらく離れ離れになるのかぁ🥺


3話

父のソーンからイリヤとの接触を禁じられるヒューイだけど、隠し通路を使ってこっそり叔父のイリヤに会いに来る腕白ぶり。

監禁されてお見舞いに行けないイリヤのためにおじい様の様子を毎日教えてあげるからハヌ国のことを教えてと興味津々。すっかり懐かれたみたいですね😊

その頃、離縁状を受け取ったハーリドは・・・。

イリヤが出したものではないと迷いなく言い切るハーリド。すぐにイリヤを連れ戻しに行くと動き出し・・・。

そんな中、ローラ妃がヒューイが城のどこにもいないことを心配してイリヤのもとにやってくるが、その日は珍しくイリヤのところにも来ておらず、前日のやりとりを思い出したイリヤはハッとして・・・。

吹雪の中、王のお見舞いのために花を摘みに行ったのではないかと。 そのことをソーンに伝えて早く捜索した方がいいとイリヤが告げると、愚かなΩにそんなことが分かるものかと嘲笑するソーン。信じないなら自分が探しに行くと言い返すイリヤ。

逃げるための浅知恵だけは働くなと小馬鹿にし、ハヌ国やハーリドまで侮辱し始めるソーン。ハヌ国とその王を侮辱することは許さないと静かに怒りを湛えたイリヤが大国・ハヌ国の王妃として身の程を弁えるのはお前の方だとソーンを一喝。部屋に戻れというソーンの命令を無視してヒューイを探しに行き・・・。

イリヤの推測通り、花を摘みに行き吹雪で帰れなくなって洞窟にいたヒューイ。 狼の群れに襲われそうになっていたところをイリヤたちが駆けつけ・・・。

最後に現れた虎はイリヤのペットのタルジュ!? ハーリドよりも先に到着したのかな。

ヒューイは王太子の息子なので、この子が将来ロメリダールの王になる可能性が高そうですね。少し変革への道筋が見えてきたかも。

続きは新館(BL漫画holic@BL本棚)に書いています。



掲載誌:シェリプラス



后宮のオメガ(上)【電子限定おまけ付き】



后宮のオメガ(下)【電子限定おまけ付き】