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2021年7月19日月曜日

『カーストヘヴン』第7巻ネタバレ感想【緒川千世】


カーストヘヴン 7
2021年5月10日/リブレ

3学期になって、刈野とエノ、梓と大昇の距離がぐっと近づいていく。 そんな中エノが「卒業イベント」と称した梓を陥れる催しを企画する。 文化祭の悲劇を繰り返さないために、刈野は奔走するが…。 描き下ろしは、二人きりで過ごした甘い修学旅行のあと、梓を想う刈野の話。


単行本の構成
・表題作第30話~34話
・描き下ろし番外編10P
・あとがきイラスト1P


次巻完結。いよいよクライマックス間近の雰囲気に。

2年3学期・冬到来。

クラスの分断が深刻化。カースト崩壊まであと一歩のところまで来ている感じ。

人見知りで内気だったあのあつむが生徒会長に!あつむをサポートするために書記に立候補する久世。

狩野に裏切られたと誤解して心が荒んでいく梓を見るのは辛かったので、その後の展開にホッとしました。1巻のときとは違い、今の梓には支えてくれる仲間がいるんですよね。

学校に行く意味を見いだせなくなってサボりはじめた梓を久世が一喝。辛辣な言葉にムッとしつつも、それがきっかけで少しずつ冷静さを取り戻す梓。

刈野と梓を助けるために奔走するあつむや巽の存在もピカイチ。 猟奇的なエノが仕掛けるおぞましいハンティングゲームが繰り返される中、ついに誤解が解けて心が通じ合う刈野と梓。

刈野の自分に対する態度と言葉からシロだと確信した梓はみるみるうちにいつもの打たれ強さが戻ってきて果敢に悪に立ち向かう一方、刈野も捨て身で梓を守ろうとして・・・というドラマチックな展開。

クライマックス間近ですが、今回も新キャラが2人登場。

オーストラリア留学から帰ってきたお調子者の大昇。今のところ言動に嫌味がなく、誰に対してもフレンドリーな生徒だけど、どうも陰がある雰囲気。

ニコニコしているのに目が笑っていないのがなんとも不気味。刈野がエノのオモチャにされている1学年下の弟を見かねて救出するエピソードが描かれているので大昇が最後の切り札になるのかな。

この物語がどんな結末に向かうのか、続きが気になります。

描き下ろしは刈野視点。修学旅行での梓とのラブラブと自分の変化(梓に心を開いている自分)に気づく刈野の姿が描かれています😊


カーストヘヴン 7


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刈野×梓編、久世×あつむ編、仙崎×巽編の各1話を収録。


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